アクセル (T:6730):638円(+52円)急伸。
前日に業績予想の上方修正を発表している。
営業利益は従来予想の1.7億円から3.6億円にまで増額、パチンコ・パチスロ機向け製品において、メモリモジュール製品が採用顧客の旺盛な需要に支えられ、販売計画を大幅に上回る見通しになったとしている。
連結配当性向50%を基本としていることから、今回は年間配当予想5円の変更はしていないものの、大幅な増配が期待される形にもなっている。
平賀 (T:7863):448円(+26円)大幅に続伸。
94万1600株(約3.97億円)の自社株買いを実施すると発表している。
発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は23.4%。
25日終値(422円)で26日朝方の立会外取引(ToSTNeT-3)で買付けを委託する。
経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にすることが目的。
株価が200日移動平均線を明確に上抜け、75日移動平均線に迫っていることも買いを誘っているようだ。
ペッパー (T:3053):492円(-84円)急落。
19年12月期有価証券報告書に、継続企業の前提に関する事項を注記するとしており、あらためて先行き警戒感が強まる展開になっている。
新型コロナウイルス感染拡大が外食需要に重要な影響を与えており、3月以降は同社の来店客数は顕著に減少し、売上高が著しく減少しているとしている。
また、外食需要の回復には一定の期間を要するとみられ、営業債務及び借入金の返済などの資金繰りに懸念が生じてもいるようだ。
TDK (T:6762):8340円(-610円)急反落。
前日に業績予想の下方修正を発表、営業利益は従来予想の1200億円から950億円、前期比11.9%減益に減額している。
中国工場の操業度の低下が影響したほか、175億円の減損損失を計上する。
下方修正に対する懸念は織り込まれていたとみられ、サプライズは限定的とみられるが、欧米ロックダウンの影響などが21年3月期に顕在化する公算であり、本日は地合いの悪化も加わり、短期的な戻り売りが優勢となっているようだ。
丸紅 (T:8002):543円(-80.6円)急反落。
前日に業績予想の下方修正を発表、純損益は従来予想の2000億円の黒字から1900億円の赤字に減額。
石油・ガス開発事業や米穀物事業などを中心とした減損損失3700億円を計上することが主因。
減損幅は想定以上との見方が強いもよう。
また、今期配当金は据え置きとしているが、来期の実態純利益は1800億円程度の見通しとしていることで、来期減配の可能性なども台頭しているもよう。
ソフトバンクG (T:9984):3840円(-330円)急反落。
ムーディーズでは同社の発行体格付けを「Ba1」から「Ba3」に2段階引き下げ、さらに格下げ方向で見直すと発表している。
最大4.5兆円の保有資産売却を受け、保有資産が割安な価格で現金化されること、残った投資先の価値が低下する恐れがあることなどを背景としているもよう。
同社では格下げを不服として、依頼していた発行体と外貨建て債券に対する格付けを取り下げることを決定している。
オイシックス (T:3182):1450円(+116円)大幅に3日続伸。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、小池百合子東京都知事が記者会見で都民に不要不急の外出を自粛するよう要請し、買い材料視されている。
外出自粛で日常の食料品などの買い出しが手控えられれば、食材の宅配サービスに対する需要が拡大し、オイシックス・ラ・大地の利益伸長につながる可能性があるとの思惑から買いが膨らんでいるようだ。
セキチュー (T:9976):1292円(+38円)大幅に4日続伸。
20年2月期の営業利益を従来予想の3.10億円から4.68億円(前期実績3.40億円)に上方修正している。
既存店売上高が堅調に推移したことに加え、人件費や水道光熱費などの削減が寄与し、利益を押し上げる見込み。
13日に昨年来安値(766円)を記録した後、株価は上昇基調で推移しており、75日移動平均線を上回ったことも先高期待につながっているとみられる。