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ユーロ週間見通し:もみ合いか、ユーロ圏の経済情勢は大幅悪化の可能性

発行済 2020-04-04 15:21
更新済 2020-04-04 15:41
ユーロ週間見通し:もみ合いか、ユーロ圏の経済情勢は大幅悪化の可能性

■下落、今年のドイツ経済は大幅なマイナス成長との見方が強まる先週のユーロ・ドルは下落。

新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年のドイツ経済は大幅なマイナス成長に陥るとの見方が強まり、リスク回避のユーロ売りが優勢となった。

ドイツやユーロ圏の3月製造業PMI改定値が下方修正されたことも嫌気された。

取引レンジ:1.0773ドル-1.1163ドル。

■もみ合いか、欧米のウイルス感染状況を見極める展開か今週のユーロ・ドルはもみ合いか。

欧米諸国における新型コロナウイルスの感染状況を見極める展開となりそうだ。

感染被害が深刻化しているイタリアやスペインでピークアウトの可能性が高まれば、ユーロの買戻しが先行しそうだ。

一方、米国内でのウイルス感染の大幅な増加が予想されているが、感染拡大のペースが鈍化した場合、ユーロ売り・米ドル買いが強まる可能性がある。

予想レンジ:1.0650ドル−1.0950ドル■弱含み、ウイルス感染拡大で一時116円台前半まで売られる先週のユーロ・円は弱含み。

新型コロナウイルスの感染がイタリア、スペインを中心に欧州全域で広がる状況を懸念してユーロ売りが強まり、一時117円を下回った。

ドイツやユーロ圏の3月製造業PMI改定値が下方修正されたことも嫌気されたようだ。

取引レンジ:116円35銭−120円23銭。

■もみ合いか、ユーロ圏の経済情勢は大幅悪化の可能性今週のユーロ・円はもみ合いか。

イタリアやスペインで新型コロナウイルスの感染拡大の勢いが弱まる兆候が表れた場合、ユーロを買い戻す動きが広がりそうだ。

ただ、ユーロ圏の経済情勢は大幅に悪化するとの見方は変わっていないため、米ドル・円相場に大きな動きがない場合、対円でユーロは伸び悩む可能性もある。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント・7日:2月独鉱工業生産(1月:前月比+3.0%)予想レンジ:115円00銭−119円00銭

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