アオキスーパー (T:9977):2393円(-31円)朝高後マイナス転換。
20年2月期の営業利益を従来予想の10.40億円から14.66億円(前期実績16.61億円)に上方修正している。
主力商品の価格改定が進んだことに加え、野菜などの相場が安値で推移したことから売上総利益率は改善した。
販管費も当初計画を下回る見込み。
また、固定資産の減損損失で4.01億円を特別損失として計上する。
純利益は6.50億円から6.92億円(同9.87億円)に変更した。
SMN (T:6185):596円(+62円)大幅続伸。
前日に業績予想の上方修正を発表している。
営業利益は従来予想の5.5億円から7.4億円に増額、一転して増益見通しとなっている。
ASAの新規連結化効果、新規投資による固定費負担増加の下振れ、既存サービスの順調な推移などが業績上振れの背景に。
第3四半期までの状況からは上振れ余地も意識されたが、株価が安値圏推移にあるなかで、素直に買い材料視する動きが先行へ。
インテリックス (T:8940):531円(+80円)ストップ高。
前日に発表した第3四半期決算が好感される。
累計営業利益は8.5億円で前年同期比69.1%増益、通期計画11.6億円、前期比30.4%減に対して順調な拡大推移となっている。
上半期は減益決算であったため、12-2月期の収益大幅回復にはインパクトが強まる形のようだ。
リノヴェックスマンションの販売件数増加やその他不動産の売却増、販管費の抑制などが大幅増益に寄与した。
ディップ (T:2379):1750円(+35円)大幅続伸。
前日に20年2月期決算を発表、営業利益は144億円で前期比11.9%増益、従来の135-140億円のレンジ予想上限を上回る着地となった。
人材サービス事業における求人広告メディアの好調推移が好決算の背景に。
期末配当金も従来計画の26円から29円に引き上げている。
21年2月期通期予想は非開示だが、第1四半期は29-38億円の予想レンジとしている。
業績は鈍化予想だが、ここまでの株価下落からは十分に想定線とも捉えられる。
エムスリー (T:2413):3675円(+295円)急伸。
モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も2300円から4050円に引き上げている。
新型コロナウイルス感染拡大によるネガティブな影響が乏しいとみられる一方、医薬品メーカーのデジタルチャネル活用の広がり、オンライン診療の制度整備加速などはポジティブな方向と指摘。
年初来の株価オーバーパフォーマンスは限定的で、エントリー好機との見方。
アンジェス (T:4563):701円(-6円)一時715円まで大幅に続伸。
3月5日に公表済みの大阪大学との新型コロナウイルス向けDNAワクチンの共同開発に関し、医薬品開発支援機関としてEPSグループが参画することが決定したと発表している。
同グループの参画により、迅速な臨床試験の推進が可能になるとしている。
EPSグループは製薬や医療機器関連企業、病院などを支援するヘルスケア・ソリューション・プロバイダー。
寄り付き後は参画による共同開発の進展を期待した買いが入っていたが、その後はマイナスに転じもみ合う展開となっている。
ロゼッタ (T:6182):2136円(+181円)大幅に3日続伸。
未公表としていた20年2月期の純利益予想を3.08億円(前期実績2.55億円)と発表している。
合理的な見込み数値の算出が可能となったため。
営業利益については、MT事業の成長で4.50億円(同3.38億円)に拡大するとした3月23日の予想を据え置いた。
増益見通しで安心感が広がっているほか、同社株は6日に年初来安値(1710円)を付けており、押し目買いも入っているようだ。