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注目銘柄ダイジェスト(前場):レオパレス21、アルプスアル、AIinsideなど

発行済 2020-06-05 11:54
更新済 2020-06-05 12:01
© Reuters.  注目銘柄ダイジェスト(前場):レオパレス21、アルプスアル、AIinsideなど

日ケミコン (T:6997):1697円(+91円)大幅反発。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も1100円から2000円に引き上げている。

本格的な構造改革が始動したとみられることを評価しているもよう。

三菱UFJでは3カ年で合計90億円の効果を織り込み業績予想を上方修正、21年3月期営業損益は20億円の赤字から19億円の黒字に、22年3月期営業利益は4億円から48億円に引き上げている。

DELTAーP (T:4598):2210円(-42円)11時時点では株価は前日終値を挟んでもみ合いとなっている。

東証は5日から同社株の信用取引に係る委託保証金率を50%に引き上げており、株式需要ではマイナス材料となるが、開発を進めている抗がん剤への期待強く、下げたところでは押し目買いが入っているもよう。

また本日もバイオ関連株は強い動きを示している銘柄が複数みられ、これらの動きも同社株のサポート要因になっていると思われる。

ピジョン (T:7956):4185円(-185円)大幅反落。

前日に第1四半期決算発表、並びに、通期業績予想の下方修正を発表している。

第1四半期営業利益は34億円で前年同期比24.4%減、市場予想を上回る着地に。

一方、通期予想は従来の181億円から134-155億円、前期比21.5-9.2%減に減額している。

インバウンド需要の減少、中国の供給リスク、新型コロナによる幅広い地域への影響などを織り込んでいるもよう。

高値圏にある株価の利食い売りにつながる形へ。

積水ハウス (T:1928):2109円(-1円)もみ合い。

前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は509億円で前年同期比48.8%増益、通期予想は2060億円で前期比横ばいの予想であり、予想以上の好スタートになっている。

ただ、都再開発・海外事業における物件売却益が膨らんだことが大幅増益の主因であり、足元の受注低迷などもネガティブ視されて、評価の動きは限られている。

戸建受注は第1四半期の前年同期比23%減に対して、5月度も前年同月比19%減と低迷が続く。

アルプスアル (T:6770):1454円(+107円)大幅反発。

前日に未定としていた21年3月期業績ガイダンスを公表している。

営業利益は130億円で前期比51.5%減益の見通し、上期は100億円の赤字予想としている。

コンセンサス以下の水準ではあるものの、不透明感の払拭としてポジティブに捉える動きが先行。

コスト構造改革の上積みを発表し、3年のコスト削減計画を従来の200億円から440億円に引き上げていることもプラス視へ。

レオパレス21 (T:8848):255円(+19円)大幅反発。

大株主である村上氏が、大規模な増資を引き受けると提案したことが分かったと一部で報じられている。

金額は数百億円規模になるもよう。

前日には20年3月期業績予想を下方修正、最終損益は803億円の赤字になる見通しと正式発表しているが、こちらはすでに昨日の売り材料となっている。

村上氏の提案を受けて、低下しつつあった再建期待があらためて高まる流れにもなっている。

AIinside (T:4488):27720円(+1950円)大幅に3日ぶり反発。

テレビ朝日ホールディングス (T:9409)傘下のテレビ朝日と共同開発した「AIとVideo OCRによるリアルタイム日本語変換システム」が映像情報メディア学会の2019年度技術振興賞コンテンツ技術賞を受賞したと発表している。

同システムは、海外スポーツ中継の国際映像で表示される英語の選手名CGを自動的に日本語の選手名CGへ変換する。

受賞でシステムの導入が広がるとの期待から買いが集まっているようだ。

マクドナルド (T:2702):5880円(+50円)年初来高値。

5月の既存店売上高が前年同月比15.2%増になったと発表している。

伸び率は前月(6.5%増)から拡大した。

2カ月連続のプラス。

客数は20.7%減(前月18.9%減)、客単価は45.3%増(同31.4%増)。

全店ベースの売上高は15.4%増(同6.7%増)だった。

複数人数分の注文が多い持ち帰りやドライブスルー、デリバリーの利用が増え、客単価が伸びた。

また、緊急事態宣言の解除を受けて店内客席の利用を順次再開している。

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