21日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:GAFA銘柄等の上昇が支援材料に■イーグル、2Q業績予想 営業損失▲24.0億円■前場の注目材料:トヨタ、車載電池を車両工場で内製、田原に組み立て工程■GAFA銘柄等の上昇が支援材料に21日の日本株市場はハイテク主導による底堅い相場展開になりそうだ。
20日の米国市場はNYダウが8ドル高だったが、ハイテク主導の上昇により、ナスダックは263Pt高と大幅高となった。
売りが先行したが、ウイルスワクチン開発の治験で良好な結果が発表されたほか、米国政府・議会が追加財政策の協議を開始したことが好感され上昇に転じた。
アマゾンやアルファベット、テスラが上昇をけん引しており、ハイテク株への支援材料になりそうだ。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比140円高の22790円。
円相場は1ドル107円20銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップスタートとなろう。
GAFA銘柄等が軒並み強い値動きをみせていたこともあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への物色に向かわせやすく、日経平均を押し上げる格好になりそうだ。
もっとも、レンジ上限である23000円を窺う展開を想定する向きはなく、買い一巡後は5日線レベルでの底堅さを見極める流れといったところだろう。
買い一巡後は次第にこう着感が強まりやすく、短期筋の売り仕掛け的な動きも出やすい場面もあろうが、テスラなど決算前にしての強い値動きであり、米国市場の動向に振らされやすい需給状況の中では売り込みづらいところであろう。
また、4連休を控えていることから積極的な売買は手控えられやすく、短期的な値幅取り狙いの売買が中心となろう。
本日は上昇が見込まれることから後場は日銀のETF買い入れによる需給面での下支えはなく、次第にこう着となりそうだが、指数インパクトの大きい値がさ株の動向次第では強含みの展開も意識しておきたいところ。
物色は先物主導によるインデックス売買のほか、こちらも連休を控えての短期的な値幅取りにとどまるだろうが、昨日見られた5G関連の他、個別に材料の出ている銘柄等へは、個人主体の資金が集中しやすい。
ただし、物色対象は広がりづらいと考えられるため、一部の材料株に資金が集中しやすい。
値幅は出やすいものの、資金の逃げ足の速さには注意しておく必要があるだろう。
■イーグル、2Q業績予想 営業損失▲24.0億円イーグル (T:6486)は第2四半期業績予想を発表。
売上高は前年同期比21.2%減の570億円、営業損失は24.0億円(前年同期は40.36億円の黒字)。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、合理的な業績予想の算定ができないため未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報に基づき算定し、公表することといたしました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、主に自動車・建設機械業界向け事業における国内外の販売が大幅に減少。
■前場の注目材料・日経平均は上昇(22717.48、+21.06)・NYダウは上昇(26680.87、+8.92)・ナスダック総合指数は上昇(10767.09、+263.90)・シカゴ日経225先物は上昇(22790、大阪比+140)・SOX指数は上昇(2110.47、+41.48)・VIX指数は低下(24.46、-1.22)・米原油先物は上昇(40.92、+0.17)・米長期金利は低下・日銀のETF購入・米財政刺激策への期待・コロナ収束後の業績回復期待・トヨタ (T:7203)車載電池を車両工場で内製、田原に組み立て工程・J−オイルミルズ (T:2613)商品削減、油脂など年内完了・ダイセル (T:4202)ポリプラスチックスを完全子会社化、1685億円出資・三菱ケミHD (T:4188)仏半導体材料開発VBに出資・塩野義薬 (T:4507)ワクチン3000万人分供給、21年末までに・日本特殊陶業 (T:5334)DX推進、国内工場の稼働状況、即時に情報共有・井関農機 (T:6310)昨年の特許査定率1位に・東芝 (T:6502)海外拠点にサイバー攻撃検知ツール配備、監視レベル強化・フェローテク (T:6890)中国新工場の投資上積み、60億円増・NEC (T:6701)愛知県がんセンターとAI活用のがん免疫療法で研究・ナノキャリア (T:4571)アキュルナを吸収合併、DDSを継続開発・ヘリオス (T:4593)再生医療の研究加速、新施設開設・日本触媒 (T:4114)新材料開発にデータ解析の専門部署☆前場のイベントスケジュール・10:30 豪準備銀行7月理事会議事要旨・11:30 ロウ豪準備銀行総裁講演
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