みなさんこんにちは、フィスコマーケットレポーターの高井です。
今回は、みなさんがまとまったお金を手に入れた場合に、どのような使い道を選ぶのかを見てみたいと思います。
具体的には、「100万円」です。
「100万円」という金額は、「~億円」や「~千万円」よりも多くの方にとって現実的な数字です。
「本気で頑張れば貯められるけれども、稼ぐのは労力のいる大金」という印象を持たれる方も多いのではないでしょうか。
■最も多かったのは貯金派それでは、家庭の資産管理に関するアンケート「100万円あったら何に使いたい?」(※)の結果を見てみましょう。
最も多かったのは貯金で37%でした。
これについて、面白いお話を聞いたことがあります。
「現金100万円が口座にある」という安心感があるからこそ、追加で入ってくるお金は多少リスクをとって運用をすることができる。
だからとりあえず100万円を現金として口座に入れておきたいという方が多くいらっしゃるようです。
また、追加のお金について資産運用という選択肢をとらない方については、まとまったお金がある安心感を知ったからこそ、「減らさないでとっておきたい」と思い、「さらに貯金してみたい」というモチベーションが湧きやすいようです。
もし仮に、今回のアンケートの額が100万円ではなく、コロナ対策の給付金として受取ったような10万円くらいの額だった場合、100万円よりも貯めるのが簡単だという理由から、貯金ではなく使ってしまおうという方が多かったかもしれないですね。
■投資派も多数、投信から始める人も次に多かったのは投資で31%。
回答者のコメントとしては、「今までは節約して資産を管理していましたが、これからは資産を増やす運用法が主流になりそうなのでぜひ投資を始めてみたい」という声がありました。
実は、私個人の周りでも投資を始めたいという友人が増えています。
投資初心者の友人は、投資信託から始めている場合が多いです。
投資信託ですと、少額から積み立てていくことができるので、家計を見直して浮きそうなお金を積立額に設定してみるのも良さそうです。
また、主に長期目線で投資をする商品も多いので、日々の値動きに一喜一憂しなくて済むこともメリットに感じているようです。
■一定数は消費派にそして、旅行・レジャーが14%。
買い物が8%と続きました。
消費に使う方も一定数いるということですね。
また、消費と貯金・投資それぞれに分散して使うという方もいらっしゃいました。
幸福度を下げてしまうような辛い節約をしてしまうと、後から反動で消費をしてしまうことも多いと思うので、無理はしすぎないことが大切だと思います。
みなさんは100万円受け取った場合、どのようにされるでしょうか。
100万円について人が持つ心理について面白く感じたアンケートでした。
フィスコマーケットレポーター 高井ひろえ(※)アンケート:SBI証券「知っトクおかねコミュニティ」(2020年6,7月調査 N=255)https://www.beach.jp/circleboard/af07216/topic/1100208850254