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注目銘柄ダイジェスト(前場):NTTドコモ、GNI、ケーヨーなど

発行済 2020-09-30 12:06
更新済 2020-09-30 12:21
© Reuters.  注目銘柄ダイジェスト(前場):NTTドコモ、GNI、ケーヨーなど

データセク (T:3905):574円(-65円)大幅に反落。

第三者割当で新株予約権を計2万4000個(潜在株式数は計240万株)発行すると発表している。

割当日は10月15日。

調達資金の19.4億円(差引手取概算額)はM&A及び資本業務提携に関する費用(8.4億円)、事業拡大のための設備調達資金等(5.5億円)などに充当する。

潜在株式数が発行済株式総数(1360万7791株、3月31日時点)の17.64%に相当することから、株式価値の希薄化懸念で売り優勢となっている。

バイク王 (T:3377):308円( - )ストップ高買い気配。

前日に20年11月期の業績上方修正を発表している。

営業利益は従来の2.3億円から7.0億円、前期比3.3倍にまで増額修正、オークション相場の上昇、想定以上のリテール販売の回復などが上振れの背景に。

上半期は前年同期比3割の増益にとどまっていたため、下半期は想定以上の業績拡大となる形に。

株価水準の値頃感も強く、値幅取りを狙った短期資金の流入も活発化しているようだ。

ケーヨー (T:8168):887円(-138円)急落。

前日に上半期の決算を発表、営業利益は42.3億円で前年同期比15.3倍となり、9月15日に上方修正した水準での着地となっている。

また、通期予想を17億円から39億円、前期比7.4倍にまで上方修正している。

ただ、上方修正幅は22億円にとどまっており、9月15日の上半期増額幅27.5億円と比べると小幅と捉えられる形に。

上方修正を織り込んで株価は高値圏に位置していたため、出尽くし感が優勢となっているようだ。

グリー (T:3632):522円(+55円)急反発。

発行済み株式数の8.9%に当たる2000万株、120億円を上限とする自社株買いの実施を発表している。

株主還元の一環、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にすることなどが自社株取得の目的。

取得期間は10月1日から21年9月22日までとしている。

500万株の自社株買いを終えたばかりのタイミングであり、インパクトも強まっているもよう。

当面の需給面の下支えとして期待感が高まる形に。

Ciメディカル (T:3540):9130円(+780円)年初来高値。

韓国で歯科関連通信販売事業を展開するため、同国のムンギョウ社及び歯科医師のKo,Chol Su氏と合弁会社「Ci Korea Co., Ltd」(Ci Korea)を設立すると発表している。

歯愛メディカルの出資比率は70.0%。

韓国で低価格・高品質の歯科関連商品を中心に販売拡大を図る。

ムンギョウ社とは歯科技工用石膏等の歯科材料の輸入で取引実績がある。

Ko,Chol Su氏は韓国で大規模歯科医院を経営している。

Jフロント (T:3086):780円(+89円)急騰。

前日に業績予想の上方修正を発表している。

上半期事業損益は従来の80億円の赤字から2億円の黒字に、通期では70億円の赤字から12億円の黒字に増額している。

店舗の営業再開により来店客数などが段階的に増加、人件費や広告宣伝費など経費削減効果も寄与した。

新たな通期計画は市場コンセンサスを50億円程度上振れているが、上期上振れ分を反映しているのみであり、さらなる上振れも想定される展開に。

NTTドコモ (T:9437):3883円(+670円)急騰。

前日はNTT (T:9432)による完全子会社化報道が伝わりストップ高比例配分となったが、その後TOBによる完全子会社化を正式発表、本日はTOB価格3900円に完全サヤ寄せを目指す動きとなっている。

一方、約4兆2500億円の買収資金の全額を負債で調達すると伝わっているNTTは、財務体質の悪化懸念から大幅続落となる展開に。

GNI (T:2160):3810円(+580円)年初来高値。

肝線維症治療候補薬F351の第2相臨床試験の最終報告会が中国・上海で開催され、肝線維症患者にとって安全かつ効果的であると結論付けられたと発表している。

第同試験の総括報告書(CSR)を完成させて各臨床センターに送付した後、今後の手続きについて中国の国家薬品監督管理局(NMPA)の医薬品審査評価センター(CDE)に相談する予定。

戦略的な方向性については10月16日に示すとしている。

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