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「兜町放浪記」:デジタル庁の仕事ぶりに期待感【FISCOソーシャルレポーター】

発行済 2020-10-10 11:15
更新済 2020-10-10 11:21
© Reuters.  「兜町放浪記」:デジタル庁の仕事ぶりに期待感【FISCOソーシャルレポーター】

© Reuters. 「兜町放浪記」:デジタル庁の仕事ぶりに期待感【FISCOソーシャルレポーター】

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家兜町放浪記氏(ブログ「兜町放浪記」を運営)が執筆したコメントです。

フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

----※2020年10月5日9時に執筆8月28日の大引け後に行われた安倍首相(当時)による突然の辞任会見が投資家を驚かせてからわずか1ヶ月だが、菅新政権誕生から混乱もなく政治と経済はウィズ・コロナの下で回り始めている。

安倍辞任に対する評価は様々だろうが、株式市場にとってはかえって好材料として受け入れられた気がするのだ。

第2次安倍政権発足時はまさにアベノミクス初動時であり、低迷する株式市場の救世主となった異次元緩和政策で株高に大いに貢献した首相だったが、ここ数年は株式市場を意識した仕事を目にすることはなかった。

日本経済復興に不可欠とされたデフレ脱却の指標として掲げたインフレ目標達成には程遠く、わかりやすい消費浮揚策としてインバウンド奨励の1本足打法に頼り続けたことで国内にコロナ上陸を許したことは失策として記憶されるべきだろう。

個人投資家としては安倍辞任により政権中盤期以降に放置されてきた成長戦略のメンテナンスがなされ、経済活性化の諸政策が動くことに期待をしたい。

憲政史上最長の長期政権となったものの、後半は森友・加計問題に代表されるような行儀の悪さばかり目立っていた。

菅新政権が打ち出したデジタル庁の創設はその必要性とテーマ性から株式市場で関連株の深堀りが息の長い物色テーマになるだろう。

わが国がIT分野において先進国であるというのは過去の話で、最近10年でソフトでもハードでも外国企業のサービス・製品を使うことにためらいのない社会になってしまった。

令和以降、DX分野で国内市場を押さえる日本企業が出て来て欲しいものだ。

かつてスマートフォンが普及して、ゲームアプリの課金ビジネスが勃興し、天下を取ったガンホーやミクシィの大相場を思い起こさせるようなDX関連株の登場を期待したい。

ここでは以下の銘柄に注目したい。

テクノスジャパン (T:3666)・・・デジタルトランスフォーメーション(DX)の中でもERP導入支援ビジネスに強みをもつ会社。

コロナ禍でも1Qでは業績好調を確認している点に注目したい。

キーウェア (T:3799)・・・官公庁のシステム構築に実績。

東証2部銘柄ながらコンスタントに10万株前後の商いをつける。

年間配当12円で中長期投資向きとみている。

テラスカイ (T:3915)・・・コロナショックを跳ね返し、3月13日安値2001円から2.5倍化している。

量子コンピューター関連株としても取り上げられる銘柄で活躍余地が大きいと考えている。

執筆者名:兜町放浪記ブログ名:兜町放浪記

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