4日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:インデックスに絡んだ売買が指数を大きく押し上げる
■NTTデータ、2Q営業利益0.1%増 638億円、通期据え置き
■前場の注目材料:インデックスに絡んだ売買が指数を大きく押し上げる
■インデックスに絡んだ売買が指数を大きく押し上げる4日の日本株市場は米株高の流れを受けた大幅上昇が見込まれる。
3日の米国市場ではNYダウが554ドル高だった。
2日は423ドル高だったため、2日間で1000ドル近く上昇している。
大統領選を迎え速やかに結果が判明し不透明感が払しょく、いずれ追加経済対策の協議が再開するとの期待に寄り付き後大きく上昇した。
民主党優勢との見方も多く、大規模な経済対策への期待に終日堅調推移となった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比550円高の23830円。
円相場は1ドル104円50銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップアップでのスタートとなり、日経平均は先週の下落で割り込んだ25日線を上放れ、足元で上値を抑えられていた23700円レベルも超えてくることになりそうだ。
500円程度のギャップとなるため、朝方はショートカバーが優勢となりやすく、インデックスに絡んだ売買が指数を大きく押し上げることになりそうだ。
米国市場では大統領選通過後のアク抜け意識からの追加緩和策への期待が押し上げた格好であり、日本株市場においても同様の流れになりやすい。
ただし、バイデン氏優位を織り込んでいるとはいえ、投開票の動向に市場の関心が集まりやすく、関連する報道によってアルゴリズムのトレードが発動しやすいため、買い一巡後は次第に様子見ムードが強まる可能性もある。
一方で、日経平均の24000円へのキャッチアップが意識されてきたことにより、売り越し基調である海外勢にとっては押し目待ちの買い意欲は強そうである。
また、バイデントレードからグロースからバリューシフトも意識されてきやすく、金融株などへの物色が意識されよう。
また、ギャップ後のこう着が想定されるなかでインデックスに絡んだ売買に影響されやすい銘柄については、やや手掛けづらさが意識されやすいため、次第に中小型株への物色に向かわせそうである。
決算発表も本格化していることから、決算を手掛かりとした物色も活発化しやすい。
また、中小型株については値がさ株への物色から低位の出遅れ感のある銘柄などへシフトも意識しておく必要がありそうだ。
■NTTデータ、2Q営業利益0.1%増 638億円、通期据え置きNTTデータ (T:9613)が発表した第2四半期決算は、営業利益が前年同期比0.1%増の638.21億円だった。
コンセンサス(540億円程度)を上回る。
新型コロナウイルス感染拡大の影響や、北米での事業構造改革費用の増加などが重荷となったが、不採算案件を抑制して増益に。
21年3月期の連結業績予想は据え置いている。
■前場の注目材料・日経平均は上昇(23295.48、+318.35)・NYダウは上昇(27480.03、+554.98)・ナスダック総合指数は上昇(11160.57、+202.96)・シカゴ日経225先物は上昇(23830、2日大阪比+550)・1ドル104円50-60銭・SOX指数は上昇(2302.73、+42.66)・VIX指数は低下(35.55、-1.58)・原油先物は上昇(37.66、+0.85)・日銀のETF購入・米経済対策への期待・コロナ向けワクチン開発の進展・島津製作所 (T:7701)病気発症の仕組み解析、化合物と元素の複合測定システム開発・伊藤忠 (T:8001)伊スローウエアの独占販売権取得・豊田通商 (T:8015)米で水素活用調査・KYB (T:7242)調達部門にRPA導入、全定型業務を置き換え・横河電機 (T:6841)調節弁の異常到達日を予測・三菱電機 (T:6503)鉄道電機品集約、伊丹製作所に新製造棟・NEC (T:6701)需要予測20%向上、AIがデータ補完・バルカー (T:7995)中計期間内にイノベ拠点開設、新技術創出・デンカ (T:4061)インフル・コロナ検査、鼻腔ぬぐい液共用、デンカと大塚製薬・DIC (T:4631)独BASFの顔料事業買収、クロージング後ろ倒し☆前場のイベントスケジュール・09:30 豪・9月小売売上高(前月比予想:-1.5%、8月:-4.0%)・10:45 中・10月財新サービス業PMI(予想:55.0、9月:54.8)
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