三菱ケミHD (T:4188):558.5円(-29.9円)大幅続落。
前日の上半期決算発表後は軟調な動きが続く形になっている。
7-9月期のコア営業損益は396億円で市場想定を上回ったとみられるが、減損損失計上によって、営業利損益は518億円の赤字に転じている。
通期営業利益は従来予想の1370億円から40億円、前期比97.2%減にまで下方修正。
減損損失の大きさは想定外との見方から、財務面への影響含めてネガティブな反応が強まっているようだ。
良品計画 (T:7453):2068円(-101円)大幅続落。
前日に10月の月次動向を発表している。
既存店売上高は前年同月比1.0%増、前月の同1.1%減からプラスに転じたものの、前年のハードルが低かったこともあって、想定よりも伸び悩んだとの見方が優勢のようだ。
客数が同11.6%増加した一方、客単価は同9.5%低下している。
食品が引き続き大幅増となったほか、衣服もプラスに回復したが、生活雑貨の減少率は拡大している。
レノバ (T:9519):1752円(+162円)大幅反発。
米大統領選において、バイデン候補が激戦州のウィスコンシンとミシガンで勝利を確実にしたなどと伝わっている。
これにより、バイデン候補の勝利がほぼ確実視される形にもなっており、クリーンエネルギー経済実現を目指すバイデン候補の政策関連銘柄として注目が高まる展開のようだ。
昨日はトランプ大統領が想定以上に票を伸ばす状況となり、売り優勢となっていた。
三菱自 (T:7211):195円(-11円)大幅反落。
前日に第2四半期の決算を発表、営業損益は293億円の赤字となり、4-6月期533億円の赤字から赤字幅は縮小しているが、セクター内では回復の鈍さが意識される展開のようだ。
通期計画は1400億円の赤字見通しを据え置いている。
アジアを中心に小売台数計画を84.5万台から82.4万台に下方修正、主力市場の低迷長期化もネガティブ視される形に。
リコー (T:7752):644円(-66円)大幅反落で安値更新。
前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業損益は93億円の赤字となり、市場予想を60億円程度下回った。
通期予想は従来の100億円の黒字から490億円の赤字に下方修正、市場コンセンサスは会社計画をやや上回る水準であっただけに、ネガティブなインパクトが強まる形のようだ。
年間配当予想も26円から15円に引き下げている。
オフィス向けの事業環境の厳しさが一段と認識される状況となっている。
イルグルム (T:3690):1790円(+53円)大幅に続伸。
完全子会社のイーシーキューブ(大阪市)の一部株式をオリエントコーポレーション (T:8585)に譲渡し、ECサイト構築支援プラットフォームの拡販に向けた業務提携を推進する基本合意書を締結したと発表している。
譲渡株式数は100株(発行済株式総数の10%)で、譲渡価格は1.55億円。
譲渡予定日は12月下旬。
オリエントコーポレーションは加盟店に対してEC構築支援プラットフォーム「ec-cube.co」の提供を促進する。
ミンカブ・ジ・インフ (T:4436):2946円(+291円)大幅に続伸、21年3月期第2四半期累計(20年4-9月)の営業利益を2.62億円と発表している。
同社は20年3月期第3四半期から連結決算に移行しており、単体との比較では前年同期比89.7%増となる。
投資家向け情報サイトなどメディア事業が堅調に推移したことに加え、ソリューション事業が大手証券グループへの新規案件導入などを背景に伸長し、利益拡大に貢献した。
通期予想は前期比33.8%増の7.00億円で据え置いた。
このほか、選挙メディア「選挙ドットコム」を運営するイチニ(東京都港区)との資本業務提携などを開示している。
高橋ウォール (T:1994):547円(+33円)大幅に続伸。
20年12月期の営業利益を従来予想の4.10億円から6.50億円(前期実績25.22億円)に上方修正している。
来年度に見込んでいた一部工事の完成が今年度に前倒しとなり、粗利益が改善した。
一部の工事で採算が改善したことも利益を押し上げる見込み。
併せて年間配当を従来予想の20.00円から23.00円(同30.00円)に増額修正したことも買い材料視されているとみられる。