(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 9939.98(+123.49)
前営業日終値 9816.49(‐115.48)
ナスダック総合<.IXIC>
終値 2170.57(‐ 3.33)
前営業日終値 2173.90(‐ 45.27)
S&P総合500種<.SPX>
終値 1062.00(+ 11.53)
前営業日終値 1050.47(‐ 14.41)
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[ニューヨーク 8日 ロイター] 8日の米株式相場は荒い値動きの中、ダウと
S&Pが素材株や金融株主導で1%超上昇した。一方、欧州へのエクスポージャーに対す
る懸念を背景に大型ハイテク株は値を下げた。
ダウ工業株30種<.DJI>は123.49ドル(1.26%)高の9939.98ドル。
ナスダック総合指数<.IXIC>は3.33ポイント(0.15%)安の2170.57。
S&P総合500種<.SPX>は11.53ポイント(1.10%)高の1062.00。
バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は7日の講演で、米経済は「二番底」を回
避するのに十分な強さがあるようだとの見解を示した。これを受け、内需関連株が買われ
た。
ハリス・プライベート・バンクの最高投資責任者(CIO)、ジャック・アブリン氏は
「投資家は慎重に国際企業へのエクスポージャーを減らしつつあり、S&P総合500種
の中でさえ、国内銘柄に注目する動きが出ている」と指摘した。
金融、通信サービス、生活必需品関連株がこの日の相場の上げを主導した。ダウ銘柄の
通信大手AT&T
3.4%高、日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)
となった。
テクニカル的には、S&Pの14日移動平均が200日移動平均を下回る水準で1週間
取引されており、短期的なモメンタムはネガティブな方向を示している。S&Pはこの
日、年初来安値を上回る水準を維持した。1040の水準が下値支持線になっているとみ
られる。
S&P素材株指数<.GSPM>は2.5%上昇し、S&P総合500種の中で最も大きく値
上がりしたセクターとなった。
フリーポート・マクモラン
た。
マクドナルド
たことが好感された。
バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチは、4月以降のユーロに対するドルの上昇を背
景にした業績の先行き不透明感から複数のインターネット企業の目標株価を引き下げた。
これを受けてハイテク株は売られた。オンライン小売大手アマゾン・ドット・コム
マイクロソフト
発行する計画を明らかにしたことが嫌気された。