日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は10日、前日比+1.51pt(上昇率7.06%)の22.91ptと上昇した。
なお、高値は23.75pt、安値は22.43pt。
新型コロナワクチンや治療薬の開発が前進したとのニュースを受け、感染拡大による経済活動低迷の長期化に対する警戒感が緩和し、リスク資産選好が一段と進み、今日の東京株式市場は買いが先行。
日経225先物は上昇して始まった。
しかし、昨日までの5営業日で日経平均は1800円を超す上昇となっており、上げピッチの速さに対する警戒感はむしろ強くなり、日経IVは終日、昨日水準を上回って推移した。
【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。
日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。
一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。