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注目銘柄ダイジェスト(前場):NexTone、CANBAS、シャープなど

発行済 2020-11-19 12:15
更新済 2020-11-19 12:21
© Reuters.  注目銘柄ダイジェスト(前場):NexTone、CANBAS、シャープなど

AGC (T:5201):3530円(+60円)反発。

SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も3500円から4500円に引き上げている。

収益性低下が課題だったガラス事業で構造改革に着手したほか、これまで先行投資してきた戦略事業の利益寄与も表面化、収益性の高い事業への構造転換が具体化してきたと評価しているようだ。

来年2月頃に公表が予想される次期中計に対する期待感も高めているもよう。

ファナック (T:6954):24665円(+120円)買い先行。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も17200円から26000円に引き上げている。

グローバルに設備投資の回復局面を迎える可能性が高まっていること、今後は先行投資の回収フェーズを迎えることから、来期からの業績拡大局面入りを予想している。

今期営業利益は会社計画854億円を上回る951億円、来期は1837億円までの拡大を予想。

オカムラ (T:7994):937円(+27円)大幅続伸。

立会外取引において、発行済み株式数の9.06%に当たる1000万株を上限とする自社株買いを実施すると前日に発表している。

これまで300万株を上限とする自社株買いを実施中であったが、取得上限を引き上げる形になっている。

今後の需給インパクトは限定的ながら、一株当たりの株式価値向上にはつながることになる。

また、取得株式は21年1月29日付で消却する予定ともしている。

CKD (T:6407):2160円(+56円)大幅続伸。

東海東京証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も1860円から2490円にまで引き上げている。

四半期業績の悪化が第2四半期だけにとどまり、第3四半期には回復の期待が出てきたことを背景としているもよう。

機器製品の売上ボトム、半導体製造装置の投資動向が前倒しの可能性となっていると指摘している。

シャープ (T:6753):1268円(+71円)大幅続伸。

前日に日経平均株価の臨時銘柄入れ替えが発表されている。

上場廃止の可能性が高いドコモに替わって、同社が新規採用された。

新規採用候補の一つではあったが、ほかにも候補銘柄があっただけに、リバランスによるパッシブファンドの買い需要を先取りする動きになっている。

大和証券の試算では、約11日分の買いインパクトとされているようだ。

一方、有力候補であったロームなどには売りが先行。

エコモット (T:3987):957円(+27円)大幅に5日ぶり反発。

土木建築工事請負業の中山組(札幌市)と共同開発した遠隔臨場システム「Gリポート」の次世代通信規格「5G」対応版を12月初旬から提供開始すると発表している。

また、Gリポートの出荷が好調なため、初年度出荷台数を300台月から1000台月に上方修正した。

Gリポートは遠隔地から建設現場の段階確認などができるシステム。

テレワークの普及に伴い、今後も需要拡大が見込めるとの見方から買いが入っているようだ。

CANBAS (T:4575):584円(+47円)大幅に反発。

CBP501の臨床試験に関し、米食品医薬品局(FDA)とミーティングを実施したと発表している。

FDAからは次相臨床試験の実施でCBP501を含む3剤併用投与群と比較する対照投与群の設計などについて助言を受けた。

試験実施の妨げとなるような懸念事項などは示されなかったという。

今後、フェーズ2試験またはフェーズ2・3ひとまとめの最終試験の内容を決定し、開発スケジュールとともに21年2-5月を目処に公表する予定。

NexTone (T:7094):8130円(+720円)大幅に5日ぶり反発。

自社が管理する作品の海外利用について、欧州の著作権管理事業者と著作権使用料の徴収代行契約を締結すると発表している。

仏SACEMと放送利用などを含む演奏権、仏SDRMと録音権、英IMPELとデジタル(グローバル展開配信事業)でそれぞれ契約する。

海外での使用料の徴収分配のためのフレームワーク構築が狙い。

契約締結により21年4月1日から海外での使用料の徴収が可能になる予定。

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