18日のドル・円は、東京市場では103円10銭から103円49銭まで反発。
欧米市場では、103円59銭まで買われた後、103円20銭まで下げており、103円32銭で取引終了。
本日21日のドル・円は、主に103円台で推移か。
欧米諸国におけるウイルス感染の急増を警戒して、リスク選好的なドル買い・円売りは抑制される可能性がある。
報道によると、ジョンソン英首相は12月19日、感染力の高い変異種の新型コロナウイルスが広がっていることを受けて、ロンドンを含むイングランド南東部に都市封鎖(ロックダウン)を再導入すると発表した。
ロックダウン導入は12月19日深夜から実施されており、イングランドの人口の3分の1に相当する約1640万人が対象となる。
不要不急の外出は制限され、必需品を売る商店以外の営業は認められない。
市場関係者の間からは「英国の状況を受けて欧州諸国は英国からの旅客機乗り入れを1月1日まで禁止すると発表しており、欧州、英国の経済活動は再び制限される」との声も聞かれている。
関係者によると、新型コロナウイルス感染症の予防効果のあるワクチンは変異種にも有効とみられているようだが、十分なデータは揃っていないもよう。
英国の経済制限措置が長期化した場合、リスク回避的なポンド売りが強まる可能性があるとみられている。