ブラックフライデーがやってきました! 最大60%割引InvestingProをお見逃しなく 特別セールを請求する

UPDATE1: 東京株式市場・大引け=4日ぶり反落、SQ控え9250円の攻防

発行済 2010-07-07 16:08

日経平均<.N225> 日経平均先物9月限<0#2JNI:>  

終値 9279.65 (-58.39) 終値 9290 (-60)

寄り付き 9322.56 寄り付き 9300

安値/高値 9223.80─9329.64 安値/高値 9210─9330

出来高(万株) 166207 出来高(単位) 68974

--------------------------------------------------------------------------------

 [東京 7日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は4日ぶりに反落。円高や中国株

動向への警戒感が続くなか、週末のオプションSQ(特別清算指数)算出を前に、午後は

権利行使価格としての9250円を意識した攻防となった。前日6日の取引時間中に

9100円割れの水準から9350円台へ、260円の大幅な戻りとなった反動もあった

という。市場では「昨日ときょうで一日分という印象だ。ただ、前日は公的年金とみられ

る買い観測があったが、きょうは実需の動きがほとんどなく方向感に欠ける展開だった」

(国内投信投資顧問)との声があがった。

 

 東証1部騰落数は値上がり296銘柄に対し値下がり1273銘柄、変わらずが103

銘柄。東証1部の売買代金は1兆1298億円だった。

 

 きょうの東京市場はマイナス圏で方向感のない展開となった。連休明けの6日の米株市

場が反発となったものの、引けにかけて上げ幅を縮小させたことを受けて、東京市場でも

戻り売りに押されて始まり、その後は材料難でこう着感が強まった。

 米供給管理協会(ISM)が6日に発表した6月の非製造業総合指数(NMI)は

53.8と2月以来の低水準となり、経済回復のぜい弱さに対する懸念を浮き彫りにする

内容となった。ウェドブッシュ・モルガンのマネジングディレクター、スティーブン・マ

ソッカ氏は「誰も相場の上昇を信じておらず、少なくとも当面はその状況が続くだろう。

地合いは非常に弱く、経済回復が減速していることに疑いの余地はない」と述べた。

 日経平均は午後は9200円台で軟調もみあいとなった。市場では「週末のオプション

SQをにらんでCTA(商品投資顧問業者)とみられる先物売りが断続的に出ている一方

で、下値では国内系の買いが入りこう着している」(大手証券エクイティ部)との声がき

かれた。

 

 円高基調が続くなか、市場では11日の参議院選挙が終われば、政府が為替に対する何

らかの方向性を示すのではないかという期待感もあるという。ただ、現状は「企業の想定

為替レートは対ドルで90円程度。現水準では業績下振れの要因になるため、4─6月期

の業績への期待が高まらない」(準大手証券トレーダー)状態となっている。

 

 業種別では、石油・石炭、パルプ・紙、電気・ガスが上昇した。証券、空運、海運、そ

の他金融は下げが目立った。

 個別銘柄では、トヨタ自動車<7203.T>、ホンダ<7267.T>、キヤノン<7751.T>、ソニー

<6758.T>などの主力株が総じてさえない。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、

三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>など

の大手銀行株も売られた。

 不二越<6474.T>が上昇した。同社は7日午後、2010年11月期(2009年12月

1日―2010年11月30日)の連結決算予想を発表。売上高を1300億円から13

35億円に、当期利益を25億円から47億円に上方修正し、好感された。ハニーズ

<2792.T>が年初来高値を更新。ドイツ証券が投資判断「買い」を継続したうえで、目標株

価を1350円から1400円に引き上げたことが材料視された。

 東京電力<9501.T>や日本製鋼所<5631.T>が買われた。「原子力関連のインフラ輸出関連

としてテーマ物色されたようだ」(国内証券)という。

 

 (ロイター日本語ニュース 石渡 亜紀子記者)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます