[ラボック(米テキサス州) 10日 ロイター] - 米テキサス州で10日、新型コロナウイルス感染予防対策のマスク着用義務や店舗などの客数制限が解除された。自由になったと歓迎する声が聞かれる一方、愚かな措置と批判も出ている。
同州のアボット知事は先週、新型コロナ新規感染者の減少やワクチン配布を受け、これらの規制緩和を発表していた。
ただ知事令では規制緩和は各店舗の権利とされており、一部の大手小売店やレストランチェーンは引き続き、顧客に店内でのマスク着用を義務付ける方針を示している。
また、州都オースティンの市議会は州の方針に反発し、マスク着用義務の継続を決議したが、執行方法については明らかにしていない。
州の教育庁の指針によると、公立校ではマスク着用の継続が奨励されている。高齢者施設でも規制は緩和されない。
一方、規制緩和を受けて大規模な集会も計画されている。ダラスのユダヤ系保守派団体は10日夜、約200人を集めてパーティーを開催する。同団体の創設者は「これは自由、解放、個人の責任の問題だ」と語った。