*この記事は24日に送信しました。
1406GMT 22日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
23日終値 前営業日終値
株 FT100 5312.62(‐ 1.19) 5313.81
クセトラDAX 6166.34(+ 24.19) 6142.15
金 現物午後値決め 1190.50 1199.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 99.020 (‐0.005) 0.343(0.335)
独連邦債2年物 0.734(0.695)
独連邦債10年物(9月限) 127.92 (‐0.77) 2.745(2.666)
独連邦債30年物 3.385(3.344)
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<為替> ユーロが対ドルで下落した。欧州の銀行を対象にしたストレステスト(健全
性審査)をめぐり、金融機関の真の健全性を示すものではないとの疑問が浮上した。
<株式> ロンドン株式市場は小反落して終了した。取引終了後に予定されていた欧
州の銀行ストレステスト(健全性審査)結果発表を前に神経質な取引となり、銀行株に
売りが出た。
携帯電話大手ボーダフォン・グループ
れたものの、銀行株への売りで上昇は吸収された。
IGインデックスの首席市場ストラテジスト、デビッド・ジョーンズ氏は「ストレステ
ストの結果が引け後に発表されること、また(ロンドン株式市場の株価が)6月以来の高
値圏付近に戻していることを踏まえると、市場参加者が様子見姿勢を取る理由はたくさん
ある」と述べた。
HSBC
英政府が過半数株式を握るロイヤル・バンク・オブ・ スコットランド
1.4%上昇した。
鉱山関連株は若干上昇。金属価格の上昇を受け、前日に引き続き上げた。カザキミス
ボーダフォン・グループは1%高で引けた。
欧州株式市場は続伸し、主要株価指数は約1週間ぶりの高値で引けた。企業の好決算や
明るい経済指標を受けて市場心理が改善し、鉱山株に買いが入った。
欧州の銀行を対象にしたストレステスト(健全性審査)の結果発表を引け後に控え、投
資家は終始慎重な姿勢を維持した。結果発表では対象となった91行中7行が不合格とな
った。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.96ポイント(0.48%)高
の1044.31。終値として14日以来の高値となった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は4.92ポイント(0.18%)高の
2719.13。
銀行株は堅調。欧州STOXX600銀行株指数<.SX7P>が0.2%上昇した。サンタ
ンデール
銅価格
リカン
個別銘柄ではオランダのアクゾノーベル
上回った。
ドイツのスポーツ用品大手アディダス
純利益が大幅増加し、予想を上回った。
一方、スウェーデンの通信機器大手エリクソン
決算でコア利益が予想を下回った。慎重な投資スタンスや部品不足が売上高に悪影響を与
えた。
この日発表の経済指標では、英国立統計局が発表した第2・四半期の実質国内総生産
(GDP)伸び率(速報値)が前期比プラス1.1%と、市場予想を大幅に上回り4年ぶ
り高水準となった。
また、ドイツのIFO経済研究所が発表した7月の独業況指数は106.2と予想を上
回り、3年ぶり高水準となった。IFOによると上昇幅は東西統一以降で最大だった。
<ユーロ圏債券> 独連邦債先物が1カ月ぶりの水準に下落した。欧州の銀行ストレス
テスト(健全性審査)の結果が発表され、テストを通過できなかった銀行が91行中7行
にとどまったことを受けた動き。
ストレステストの結果公表を受け、欧州銀行間取引金利(EURIBOR)先物も低下
した。
独連邦債先物9月限
レンジの128.18─129.54の下限を下回った。その後下げ幅を縮小し、
128.12で推移した。
[東京 24日 ロイター]