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米国株見通し:上げ渋りか、金融引き締めに思惑

発行済 2021-10-14 14:50
更新済 2021-10-14 15:00
© Reuters.

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(14時40分現在)

S&P500先物      4,369.75(+14.75)
ナスダック100先物  14,827.00(+62.75)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は30ドル高。
NY原油先物(WTI)は持ち直し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。



13日の主要3指数はまちまち。
ダウは4日続落となったが、34377ドルと小幅安で取引を終えた。
この日発表された消費者物価指数(CPI)は高水準を維持した半面、コア指数は市場予想と一致。
過度なインフレ懸念の後退により長期金利が低下し、ハイテク関連を中心に買い優勢に。
ただ、同日公表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で資産買入れの段階的縮小(テーパリング)の年内開始に思惑が広がり、一段の買いを抑制した。



本日は上げ渋りか。
長期金利の低下が続けば、引き続きハイテク株買いが強まり相場をけん引する見通し。
今晩発表の新規失業保険申請件数は低下が予想され、雇用情勢の改善を好感した買いが見込まれる。
他方、複数の連邦準備制度理事会(FRB)当局者による討論会などでタカ派的な政策姿勢が示されれば、引き締めへの警戒感から買いは縮小しそうだ。
中国恒大集団の債務不履行(デフォルト)リスクへの懸念も根強く、慎重姿勢が予想される。




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