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注目銘柄ダイジェスト(前場):キーウェア、国際チャート、ファナックなど

発行済 2021-12-01 11:58
更新済 2021-12-01 12:00
© Reuters.

© Reuters.

キーウェア (T:3799):645円(+73円)
一時ストップ高と急伸。
JR東日本情報システム(JEIS)との資本業務提携を発表している。
開発・運用体制の構築、両社の人材・スキルの交流によるシステム開発運用における安定したソリューションの提供、AI、IoTなどの新規事業分野における技術交流、両社の顧客基盤・販路を活用した自社商材の外販力の強化などを業務提携の内容としている。
JEISは相対取引で株式を取得、発行済み株式数の7.24%を保有することになる。



宇徳 (T:9358):616円 カ -
ストップ高買い気配。
親会社である商船三井が完全子会社化を目指してTOBを実施すると発表している。
TOB価格は1株725円で前日終値を40%程度上回る水準になっている。
買い付け期間は12月1日から22年1月18日まで。
同社ではTOBに賛同の意を表明しており、TOB価格に完全サヤ寄せを目指す動きに。
なお、商船三井ではダイビルのTOBも前日に発表している。



日精線 (T:5659):5080円 カ -
ストップ高買い気配。
親会社である大同特殊鋼がTOBを実施すると発表している。
間接所有分も含めて、保有株を過半数まで引き上げることを目指している。
TOB価格は1株5300円で前日終値を20%強上回る水準。
買い付け期間は12月1日から22年1月18日までとしている。
買付予定数の上限は49万6600株となっているが、ひとまずはTOB価格サヤ寄せを目指す動きに。
なお、同社の上場廃止は企図していない。



ダイビル (T:8806):1764円 カ -
ストップ高買い気配。
親会社である商船三井が完全子会社化を目指してTOBを実施すると発表している。
TOB価格は2200円で前日終値を約5割上回る水準となっている。
買い付け期間は12月1日から22年1月18日まで。
同社ではTOBに対して賛同の意を表明しており、TOB価格に完全サヤ寄せを目指す動きとなっている。
TOB完了後には同社は上場廃止となる。



ファナック (T:6954):23325円(+1080円)
反発。
大和証券では投資判断を「3」から「2」に格上げ、目標株価も25000円から30000円に引き上げている。
工場の自動化や無人化ニーズの拡大に加え、「CNC+ロボット」の提案が今後新たな成長ドライバーとなる可能性があること、落ち込みが懸念されたロボドリルの受注高が既に大きく調整したこと、決算発表後の株価調整で割安感が強まったことなどを格上げの背景に。
23年3月期営業利益は前期比20%増の2400億円を予想。



国際チャート (T:3956):286円(+16円)
大幅に5日ぶり反発。
ナカバヤシ (T:7987)が簡易株式交換で子会社化すると発表している。
国際チャート株1株に対し、ナカバヤシ株0.62株を割当交付する。
国際チャート株、ナカバヤシ株の前日終値はそれぞれ270円、499円。
単純計算で国際チャート株は309.38円相当となる。
子会社化で生産体制の効率化に加え、Eコマースなど既存領域の強化や新製品の開発などを推進する。
国際チャート株は22年2月25日付で上場廃止となる見込み。



シライ電子 (T:6658):478円(+20円)
大幅に続伸。
20万株(0.60億円)を上限として自社株を取得すると発表している。
発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は1.43%。
取得期間は1日から22年3月31日まで。
資本効率の向上と経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的。
自社株買いが好感されていることに加え、シライ電子工業株は11月24日に年初来高値を付けてから値下がりしていたため、押し目買いも入っているようだ。



ファンドクリG (T:3266):83円(+3円)
大幅に反発。
21年11月期の営業利益を従来予想の1.40億円から2.30億円(前期実績0.71億円)に上方修正している。
売上高予想はインベストメントバンク事業の物件売却の期ずれなどで27.80億円から22.00億円(同15.33億円)に下方修正するものの、利益率の高いアセットマネジメント・フィー売上が増加し、売上総利益額が期初予想を上回ったことから利益が押し上げられる見通し。

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