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米国株見通し:弱含みか、オミクロン感染拡大に懸念

発行済 2021-12-03 14:00
更新済 2021-12-03 14:15
© Reuters

(13時50分現在)

S&P500先物      4,575.60(-1.5)
ナスダック100先物  15,975.40(-15.4)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安。
NYダウ先物は10ドル高、NY原油先物(WTI)はプラスで推移し、本日の米株式市場は高安まちまちとなりそうだ。



2日の主要3指数は大幅反発。
3日ぶりにプラスへ転じたダウは617ドル高の34639ドルで取引を終えた。
前日までの2日間で1000ドル超も下げたため、自律反発の動き。
この日発表された新規失業保険申請件数は予想を下回り、労働市場の活性化を好感した買戻しが強まった。
また、長期金利の失速でハイテク株も買われ、指数を押し上げている。
ただ、新型コロナウイルス変異株の感染拡大への警戒は続き、一段の上昇を抑制した。



本日は弱含みか。
コロナ・オミクロン変異株の感染がニューヨークやロサンゼルスなど大都市で確認され、今後の感染拡大への警戒により買いは後退しそうだ。
一方、今晩発表の雇用統計は非農業部門雇用者数や失業率が予想通り前回から改善すれば、好材料になりやすい。
しかし、連邦準備制度理事会(FRB)による資産買入れの段階的縮小(テーパリング)や利上げの前倒しに思惑が広がり、金利高を背景に売りが強まる可能性もあろう。



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