13日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:利食い先行も押し目買い意欲は徐々に高まる
■東宝、3Q営業利益 64.0%増 281億円、通期据え置きでコンセンサス届かず
■前場の注目材料:住友化学、「ターコイズ水素」開発着手、30年めど技術
■利食い先行も押し目買い意欲は徐々に高まる
13日の日本株市場は、前日の大幅上昇の反動は意識されやすく、利食い先行の動きとなりそうだが、押し目買い意欲は強そうだ。
12日の米国市場ではNYダウが38ドル高だった。
12月消費者物価指数(CPI)が前年比で40年ぶり最大の伸びを記録したが、一部で物価上昇ペースの鈍化も見られ、金利の上昇が一段落したことからハイテク株が買われた。
ただし、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で全米の経済活動の緩やかな拡大継続が確認されたものの、見通しに鈍化の兆しが報告されたことから、引けにかけては上げ幅を縮小した。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比90円安の28650円。
円相場は1ドル114円60銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から利食い先行となろうが、米国についてはパウエルFRB議長の公聴会や12月CPIと無難に通過してきており、インフレ加速から先回り的に上昇していた長期金利は落ち着きを見せている。
引き続き米国の経済指標の発表は続くものの、これらを通過することでアク抜けの動きも意識されてくる展開が期待されてくる可能性はありそうだ。
VIX指数は17.62に低下しており、リスクオンの動きとしてショートは仕掛けづらい一方で、押し目買い意欲は高まってくることが見込まれる。
また、日経平均は一気に25日線を突破し、75日線を捉えてきた。
75日線水準では強弱感が対立しそうだが、この抵抗線をクリアしてくるようだと、直近の大幅下落に対するショートカバーの動きが一段と強まる可能性はありそうだ。
一方で、25日線水準での底固めを意識しつつ、28500円水準に接近する場面においては、その後のカバーを想定した押し目狙いのスタンスと見ておきたい。
そのほか、ようやくマザーズ指数は底入れ感が意識されてきた。
トレンドは弱いものの直近IPO銘柄などを見直す動きも見られてきており、需給整理は一巡した可能性はありそうだ。
過剰に売り込まれている銘柄は多く、慎重姿勢は崩せないものの、リバウンド余地は大きくなりそうである。
■東宝、3Q営業利益 64.0%増 281億円、通期据え置きでコンセンサス届かず
東宝 (T:9602)は第3四半期決算を発表。
営業収入は前年同期比22.3%増の1686.20億円、営業利益は同64.0%増の281.76億円だった。
TVアニメ「呪術廻戦」「僕のヒーローアカデミア」などがヒットし、映像事業が業績をけん引。
演劇事業の公演数が前年同期に比べ増えたことも寄与した。
通期計画(営業利益380億円)は据え置いており、コンセンサス(478億円程度)には届かず。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(28765.66、+543.18)
・NYダウは上昇(36290.32、+38.30)
・ナスダック総合指数は上昇(15188.39、+34.94)
・SOX指数は上昇(3901.21、+25.76)
・VIX指数は低下(17.62、-0.79)
・米原油先物は上昇(82.64、+1.42)
・米国景気の拡大
・日銀は金融緩和を長期化
・株価急落時の日銀ETF買い
・住友化学 (T:4005)「ターコイズ水素」開発着手、30年めど技術
・日本郵船 (T:9101)陸上職技術系を2倍100人体制に、海の脱炭素対応
・日本製鉄 (T:5401)九州・大分地区で数十万トン減産、高炉2基操業トラブル
・第一三共 (T:4568)米開発拠点を閉鎖、3ADCに経営資源集中
・ホンダ (T:7267)モータースポーツ事業を子会社に集約
・小糸製作所 (T:7276)調達システム再構築、在庫一括管理DBなど開発
・日産自 (T:7201)福島・浪江町でEV蓄電池実証、24年度にも事業化
・井関農機 (T:6310)新潟で先端農業、環境配慮、自治体と連携
・KDDI (T:9433)タイにDC新設、東南ア最大規模、100億円投資
・ヒロセ電機 (T:6806)耐熱125℃の小型コネクター、車向け、耐振性も向上
・バルカー (T:7995)台湾新工場が稼働、生産能力1.7倍
☆前場のイベントスケジュール
・特になし <ST>
■株式見通し:利食い先行も押し目買い意欲は徐々に高まる
■東宝、3Q営業利益 64.0%増 281億円、通期据え置きでコンセンサス届かず
■前場の注目材料:住友化学、「ターコイズ水素」開発着手、30年めど技術
■利食い先行も押し目買い意欲は徐々に高まる
13日の日本株市場は、前日の大幅上昇の反動は意識されやすく、利食い先行の動きとなりそうだが、押し目買い意欲は強そうだ。
12日の米国市場ではNYダウが38ドル高だった。
12月消費者物価指数(CPI)が前年比で40年ぶり最大の伸びを記録したが、一部で物価上昇ペースの鈍化も見られ、金利の上昇が一段落したことからハイテク株が買われた。
ただし、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で全米の経済活動の緩やかな拡大継続が確認されたものの、見通しに鈍化の兆しが報告されたことから、引けにかけては上げ幅を縮小した。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比90円安の28650円。
円相場は1ドル114円60銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から利食い先行となろうが、米国についてはパウエルFRB議長の公聴会や12月CPIと無難に通過してきており、インフレ加速から先回り的に上昇していた長期金利は落ち着きを見せている。
引き続き米国の経済指標の発表は続くものの、これらを通過することでアク抜けの動きも意識されてくる展開が期待されてくる可能性はありそうだ。
VIX指数は17.62に低下しており、リスクオンの動きとしてショートは仕掛けづらい一方で、押し目買い意欲は高まってくることが見込まれる。
また、日経平均は一気に25日線を突破し、75日線を捉えてきた。
75日線水準では強弱感が対立しそうだが、この抵抗線をクリアしてくるようだと、直近の大幅下落に対するショートカバーの動きが一段と強まる可能性はありそうだ。
一方で、25日線水準での底固めを意識しつつ、28500円水準に接近する場面においては、その後のカバーを想定した押し目狙いのスタンスと見ておきたい。
そのほか、ようやくマザーズ指数は底入れ感が意識されてきた。
トレンドは弱いものの直近IPO銘柄などを見直す動きも見られてきており、需給整理は一巡した可能性はありそうだ。
過剰に売り込まれている銘柄は多く、慎重姿勢は崩せないものの、リバウンド余地は大きくなりそうである。
■東宝、3Q営業利益 64.0%増 281億円、通期据え置きでコンセンサス届かず
東宝 (T:9602)は第3四半期決算を発表。
営業収入は前年同期比22.3%増の1686.20億円、営業利益は同64.0%増の281.76億円だった。
TVアニメ「呪術廻戦」「僕のヒーローアカデミア」などがヒットし、映像事業が業績をけん引。
演劇事業の公演数が前年同期に比べ増えたことも寄与した。
通期計画(営業利益380億円)は据え置いており、コンセンサス(478億円程度)には届かず。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(28765.66、+543.18)
・NYダウは上昇(36290.32、+38.30)
・ナスダック総合指数は上昇(15188.39、+34.94)
・SOX指数は上昇(3901.21、+25.76)
・VIX指数は低下(17.62、-0.79)
・米原油先物は上昇(82.64、+1.42)
・米国景気の拡大
・日銀は金融緩和を長期化
・株価急落時の日銀ETF買い
・住友化学 (T:4005)「ターコイズ水素」開発着手、30年めど技術
・日本郵船 (T:9101)陸上職技術系を2倍100人体制に、海の脱炭素対応
・日本製鉄 (T:5401)九州・大分地区で数十万トン減産、高炉2基操業トラブル
・第一三共 (T:4568)米開発拠点を閉鎖、3ADCに経営資源集中
・ホンダ (T:7267)モータースポーツ事業を子会社に集約
・小糸製作所 (T:7276)調達システム再構築、在庫一括管理DBなど開発
・日産自 (T:7201)福島・浪江町でEV蓄電池実証、24年度にも事業化
・井関農機 (T:6310)新潟で先端農業、環境配慮、自治体と連携
・KDDI (T:9433)タイにDC新設、東南ア最大規模、100億円投資
・ヒロセ電機 (T:6806)耐熱125℃の小型コネクター、車向け、耐振性も向上
・バルカー (T:7995)台湾新工場が稼働、生産能力1.7倍
☆前場のイベントスケジュール
・特になし <ST>