[ロンドン 25日 ロイター] - 故ジョン・レノンの長男ジュリアン・レノンさんが、父親から贈られたギターや「ヘイ・ジュード」作曲時のメモなど、ビートルズゆかりの記念品をオークションに出品した。ただ、デジタル資産の一種「非代替性トークン(NFT)」として出品し、現物は引き続き保有するという。
「ヘイ・ジュード」のメモにはポール・マッカートニーによる落書きや絵が描かれ、競売サイトは「ジュリアン・レノン氏の独占音声ナレーションにより、個人的に身近な形で命が吹き込まれた」商品の画像をNFTで受け取ることになるとしている。
メモへの入札額は25日時点で5万ドル(約570万円)となっている。
ギターやメモ以外には、レノンが1967年公開の映画「マジカル・ミステリー・ツアー」の撮影現場で着ていたアフガンコートなどのNFT画像も出品されている。
ジュリアンさんは「このNFTコレクションを通じて、私が大切にしている特別な品に独占的なアクセスを提供し、父の遺産を新たな方法で継承できる」と述べた。