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注目銘柄ダイジェスト(前場):第一商品、日野自、ラクーンHDなど

発行済 2022-03-07 12:15
更新済 2022-03-07 12:30
© Reuters.

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日駐 (T:2353):147円(+10円)
大幅反発。
発行済み株式数の1.23%に当たる400万株、5億円を上限とする自己株式の取得実施を発表している。
株主還元及び資本効率の向上、経営環境の変化に応じた機動的な資本政策の遂行を図ることを目的としている。
取得期間は3月8日から4月21日までと比較的短期間になっており、需給インパクトが期待される展開になっている。
また、上半期決算も発表、営業利益は23億円で前年同期比31.4%増と想定通りの好決算に。



ファナック (T:6954):18915円(-1485円)
大幅続落。
JPモルガン証券では投資判断を「ニュートラル」から「アンダーウェイト」に格下げ、目標株価も24000円から16000円に引き下げている。
工作機械受注がダウンサイクルに入ってくると予想、高収益のFA事業が減収局面になるとみている。
また、FA及びロボットの中期能力増強などに関わる投資増加によって、マージンの悪化も見込んでいるようだ。
23年3月期以降は減収減益を予想とし、相対的な魅力が低下と判断。



INPEX (T:1605):1404円(+67円)
大幅反発。
先週末の原油相場は、米国がロシア産原油禁輸に向け同盟国と協力する可能性を指摘したことから一段の上昇となっており、原油高がストレートにメリットとなる同社への関心が続く形になっている。
ロンドン市場では、北海ブレント原油先物期近物が前週末比18%程度上昇し、1バレル139超まで上昇している。
2008年7月以来の高値水準になっている。



ラクーンHD (T:3031):946円(-106円)
大幅続落。
昨年来安値更新で、20年7月以来の1000円割れとなっている。
先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は8.3億円で前年同期比13.0%減益となり、通期予想は従来の14.3-15.3億円のレンジ下限を下回る10.9億円に下方修正している。
オミクロン株の爆発的な感染拡大の影響で消費マインドの停滞懸念が再び高まり、売上成長の勢いが弱まったもよう。
グロース株安の中での業績下方修正にネガティブな反応強まる展開へ。



日野自 (T:7205):745円(-150円)
ストップ安。
国内車両用エンジンの排出ガス及び燃費に関する認証申請における不正行為を確認したと正式に発表。
中型エンジン「A05C」や大型エンジン「A09C」、「E13C」の試験において、性能を偽る不正行為が判明としている。
現時点では調査対象が2016年排出ガス規制対象エンジンに限られており、今後の調査次第ではさらに不正行為が判明する可能性なども意識されているもよう。



ロボペイ (T:4374):1629円(+42円)
大幅に4日ぶり反発。
21年に最も評価されたSaaS(Software as a Service)を表彰する「BOXIL SaaS AWARD 2022」で、ROBOT PAYMENTの請求・債権管理クラウド「請求管理ロボ」が「SaaSトレンド大賞 中小バックオフィストレンド」を受賞したと発表している。
BOXIL SaaS AWARDは、SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」に掲載されている約3000社のサービスを対象に表彰するイベント。



第一商品 (T:8746):223円(+36円)
大幅に4日続伸。
融資型クラウドファンディングなどを手掛けるクラウドバンク(東京都港区)の株式を追加取得すると発表している。
今回の譲受株式は2株で、譲受価額は約1.23億円。
異動後の所有株式数は19株(議決権所有割合は12.88%)。
今後、12株を譲受する予定。
また、地政学リスクの高まりを受けた金価格の上昇基調も引き続き買い材料視されているようだ。



シンメンテ (T:6086):930円(+40円)
大幅に反発。
24万株(3億円)を上限として自社株を取得すると発表している。
発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は2.35%。
取得期間は7日から5月31日まで。
株主への利益還元と資本効率の向上を図るとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とすることが目的。
2月24日に直近安値(844円)を付けて以降、株価が下げ渋っており、自律反発期待も買いを後押ししているようだ。

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