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米国株見通し:下げ渋りか、金融引き締め加速を織り込みも

発行済 2022-04-06 12:08
更新済 2022-04-06 12:15
© Reuters.
(12時00分現在)

S&P500先物      4,522.30(-2.8)
ナスダック100先物  14,800.40(-20.2)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は20ドル安。
NY原油先物(WTI)は底堅く、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。



5日の主要3指数は反落。
ダウはナスダックやS&Pのような大きな下げを回避したものの、緩やかに下げ幅を拡大し280ドル安の34641ドルで引けた。
この日発表されたISM非製造業景況指数は予想をわずかに下回り、回復持続を期待した前日までの買いは後退。
バイデン政権に近いブレイナード連邦準備制度理事会(FRB)理事が引き締め加速に前向きな見解を示したことを受け金利高に振れ、ハイテク関連の売りが指数を押し下げた。



本日は下げ渋りか。
3月15-16日に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が注目され、ブレイナード氏が指摘したバランスシート縮小論議を裏付けるタカ派的な内容なら金利高に振れハイテク株売りが下げを主導しそうだ。
ただ、金融引き締めはある程度織り込まれており、売り一巡後は買い戻される可能性もある。
また、原油相場は不安定ながら大幅高を抑制しており、過度なインフレ懸念が和らげば買戻しを支援する要因となろう。



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