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NY株式:NYダウ144ドル高、FOMCの引き締め計画を警戒

発行済 2022-04-07 07:00
更新済 2022-04-07 07:15
© Reuters.
米国株式市場は続落。
ダウ平均は144.67ドル安の34496.51ドル、ナスダックは315.35ポイント安の13888.82で取引を終了した。
3月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表を控えた金利高に伴うハイテク株の下落が重しとなり、寄り付き後、下落。
議事録では、保有資産縮小計画で削減ペースが明らかになり、さらに、年内数回0.5%の利上げが実施される可能性が示唆されたため、急激な引き締めで景気減速に繋がるとの懸念も強まり、一時売りが加速。
同時に、想定通りの内容でほぼ織り込み済みと見られ、引けにかけては押し目買いに下げ幅を縮小した。
セクター別では、食・生活必需品小売りが上昇した一方、自動車・自動車部品や半導体・同製造装置が下落。


製薬会社のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は世界保健機関(WHO)が同社製新型コロナワクチンの追加接種を緊急使用リスト(EUL)に加えたことが好感され、上昇。
製薬会社のイーライリリー(LLY)やエネルギー会社のオクシデンタルペトロレアム(OXY)はアナリストの投資判断引上げで上昇。
ディスカウント小売りのウォルマート(WMT)は、独立型の診療所を新たに4つの州で展開する計画が好感され、上昇した。
一方、住宅関連のKBホームズ(KBH)やDRホートン(DHI)などは、30年物固定住宅ローン金利が2011年以降で初めて5%台に乗せたため今後、需要が停滞するとの懸念に軒並み下落。
電気自動車メーカーのリビアン(RIVN)や航空会社のジェットブルー(JBLU)はアナリストの投資判断引き下げで下落した。


FRBは公表した3月開催FOMCの中で、保有資産を各月950億ドル規模縮小することが適切との見解で合意したことが明らかになった。
Horiko Capital Management LLC

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