[27日 ロイター] - サッカーのイングランド・チャンピオンシップ(2部)のワトフォードは27日、カタール代表との親善試合を中止したと発表した。複数のサポーター団体からカタールでの人権問題に懸念の声が上がったことが理由という。
2つのサポーター団体はカタール代表との親善試合で「性的少数者の権利、女性の権利など、あらゆる人権」へのサポートを表明するよう、クラブに求めていた。
ワトフォードの広報担当は英メディアへの声明で「試合開催は決定前の段階で、実施すべきではないということが明確になった。このため日程は改定された」と述べた。
カタール・サッカー協会(QFA)は、ワトフォードを含む欧州の複数クラブから親善試合のオファーを受けたとコメント。しかし、ワトフォードを対戦相手に選ばなかったと説明した。
カタールでは法律で同性愛が禁止されている。同国では今年、サッカーのワールドカップが開催される。