[キーウ 9日 ロイター] - ウクライナ統計当局によると、11月の同国消費者物価上昇率は前月比0.7%と、前月の2.5%から伸びが鈍化した。前年比も26.5%に減速した。
スビリデンコ経済相は声明で「食料価格を取り巻く状況は徐々に安定している。政府による家計向け公共料金制御措置もインフレ抑制に寄与した」との見解を示した。
同相は先の政府見通し同様、今年の年間インフレ率が30%を下回るとの予想を示した。
また統計当局によると、今年第3・四半期の国内総生産(GDP)は30.8%減少。第2・四半期は37.2%減だった。
経済省は今年通年のGDPが33.2%減少するとの予想を示している。国際通貨基金(IMF)は35%前後のマイナス成長を予想している。