[北京 12日 ロイター] - 中国外務省の汪文斌・報道官は12日、謝鋒・外務次官が11─12日に河北省廊坊市で米政府高官2人と会談したことを明らかにした。
米国務省によると、バイデン大統領と習近平中国国家主席の先月の会談を受けたもので、来年初めのブリンケン国務長官の訪中に向けた基礎固めが目的。
会談に臨んだのは米国のクリテンブリンク国務次官補(東アジア・太平洋担当)とローゼンバーガー国家安全保障会議(NSC)上級部長(中国・台湾担当)。
共通の関心事である国際・地域問題について「広範な意見交換」を行った。「協議は率直で、掘り下げた、建設的なものだった」という。
米政権高官によると、ウォーターズ国務副次官補(中国・台湾担当)も会談に出席した。会談ではロシアのウクライナ侵攻、北朝鮮の「地域安全保障への脅威」、「中国で不当に拘束もしくは出国禁止となった米国民の帰国」などを巡り協議したほか、米国側は競争を衝突に発展させるべきではないと強調したという。