■業績動向
1. 2022年9月期通期の業績
イー・ガーディアン (TYO:6050)の2022年9月期通期の連結業績は、売上高が前期比18.3%増の11,752百万円、営業利益が同15.4%増の2,272百万円、経常利益が同13.4%増の2,314百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同55.5%増の1,689百万円と大幅な増収増益となり、売上高で初めて100億円を突破した。
増収をけん引したのは、前期比で27.0%増と大幅増だったソーシャルサポート業務、同25.2%増のアド・プロセス業務である。
ソーシャルサポート業務では、EC・キャッシュレス決済市場が伸びるなか、インターネット本人確認業務やカスタマーサポート業務が増加した。
アド・プロセス業務では、動画広告市場が拡大するなか、広告審査業務やCARTA HOLDINGSとの合弁会社であるビズテーラー・パートナーズと連携した案件が増加した。
サイバーセキュリティ業務においては、サイバーセキュリティ事業子会社統合で体制を強化し、クラウド型WAF開発に注力した(2022年9月にリリース)。
ゲームサポート業務は、国内市場は依然厳しい状況が続くなか、海外案件が堅調に獲得し、売上高を微減に留めた。
利益面では、営業利益で前期比15.4%増と各利益で過去最高益を達成した。
増収効果による売上総利益の増加が、費用・投資を上回った形である。
投資に関しては、ソーシャルサポート業務を中心に、需要の拡大基調が続くなか、国内外で5センター(大阪、東京、仙台、八王子、ベトナム)の拡張や移転を例年以上に積極的に行った。
なお、親会社株主に帰属する当期純利益が前期比55.5%増と大幅増となった要因には、セキュリティ関連の3社統合による税効果がある。
2022年9月末の財務指標では、自己資本比率77.0%、流動比率405.6%と安全性が極めて高い。
現預金4,951百万円、有利子負債ゼロと資金(調達)余力も十分あり、今後のM&A戦略を有利に進める準備が整っている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
1. 2022年9月期通期の業績
イー・ガーディアン (TYO:6050)の2022年9月期通期の連結業績は、売上高が前期比18.3%増の11,752百万円、営業利益が同15.4%増の2,272百万円、経常利益が同13.4%増の2,314百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同55.5%増の1,689百万円と大幅な増収増益となり、売上高で初めて100億円を突破した。
増収をけん引したのは、前期比で27.0%増と大幅増だったソーシャルサポート業務、同25.2%増のアド・プロセス業務である。
ソーシャルサポート業務では、EC・キャッシュレス決済市場が伸びるなか、インターネット本人確認業務やカスタマーサポート業務が増加した。
アド・プロセス業務では、動画広告市場が拡大するなか、広告審査業務やCARTA HOLDINGSとの合弁会社であるビズテーラー・パートナーズと連携した案件が増加した。
サイバーセキュリティ業務においては、サイバーセキュリティ事業子会社統合で体制を強化し、クラウド型WAF開発に注力した(2022年9月にリリース)。
ゲームサポート業務は、国内市場は依然厳しい状況が続くなか、海外案件が堅調に獲得し、売上高を微減に留めた。
利益面では、営業利益で前期比15.4%増と各利益で過去最高益を達成した。
増収効果による売上総利益の増加が、費用・投資を上回った形である。
投資に関しては、ソーシャルサポート業務を中心に、需要の拡大基調が続くなか、国内外で5センター(大阪、東京、仙台、八王子、ベトナム)の拡張や移転を例年以上に積極的に行った。
なお、親会社株主に帰属する当期純利益が前期比55.5%増と大幅増となった要因には、セキュリティ関連の3社統合による税効果がある。
2022年9月末の財務指標では、自己資本比率77.0%、流動比率405.6%と安全性が極めて高い。
現預金4,951百万円、有利子負債ゼロと資金(調達)余力も十分あり、今後のM&A戦略を有利に進める準備が整っている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)