*07:34JST 19日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場はまちまち、金利高が上値抑制
■NY株式:米国株式市場はまちまち、金利高が上値抑制
ダウ平均は79.62ドル安の33,897.01ドル、ナスダックは3.82ポイント高の12,157.23で取引を終了した。
予想を上回った英国の消費者物価指数(CPI)を受け、国内のインフレ高止まりや金利上昇が警戒され売りが先行して始まった。
金融決算の内容がまちまちの中、預金の流出が警戒されていた地銀のウエスタン・アライアンス(WAL)の決算が予想を上回ったため下げ止まった。
しかし、年内の利下げ観測が弱まるなか戻りは鈍く終日冴えない展開となった。
一方、終盤にかけてハイテクは小幅ながらプラス圏に回復して終了。
セクター別では運輸や小売りが上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落。
地銀のウエスタン・アライアンス(WAL)は第1四半期決算で利益が予想を上回ったほか、預金額も安定していることを発表し大幅上昇。
同業のコメリカ(CMA)やファースト・リパブリック(FRC)も警戒感が後退しそれぞれ買われた。
航空会社のユナイテッド(UAL)は第1四半期決算で純損失を発表したものの、予想されていたほど悪化せず、また最高経営責任者(CEO)が第2四半期の予約状況が強く、黒字回復を見込んでいると楽観的な見通しを示したため上昇。
保険会社のトラベラーズ(TRV)は第1四半期決算で税優遇措置が奏功し1株利益が予想を上回ったほか、増配を発表し上昇。
一方、金融のモルガン・スタンレー(MS)は第1四半期決算で貸倒引当金の急増で20%減益を計上し下落した。
自動車関連の金融サービスを提供するアライ・フィナンシャル(ALLY)も第1四半期決算で自動車ローンの件数が減少、消費者の債務不履行増加で調整後の1株利益が予想を下回ったほか、見通しを引き下げたこともあり下落。
取引終了後に四半期決算を発表した電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は調整後1株利益が予想を下回り、時間外取引で売られている。
コンピューター・ソリューションのIBM(IBM)は内容が予想を上回り、買われている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:日銀大規模緩和継続との思惑で円売り再開
19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、134円30銭まで下落後、134円86銭まで上昇し、134円72銭で引けた。
欧州通貨高でドル売りが優勢となった。
その後、日銀の早期政策修正観測後退で円の売り戻しが優勢となったほか、英国のインフレ高止まりを受けて米国インフレ懸念も再燃し、金利上昇に伴うドル買いが再開。
米地区連銀経済報告(ベージュブック)では全米の経済活動横ばいが明らかになったが想定内でドルは高止まりとなった。
ユーロ・ドルは、1.0926ドルから1.0980ドルまで上昇し、1.0956ドルで引けた。
ユーロ・円は147円07銭へ下落後、147円74銭まで上昇。
ポンド・ドルは、1.2400ドルから1.2474ドルまで上昇した。
英国の3月消費者物価指数の予想上振れで英中銀の追加利上げ観測を受けたポンド買いが加速。
ドル・スイスは、0.8997フランから0.8958フランまで下落した。
■NY原油:下落で79.24ドル、ドル高などを意識した売りが強まる
NY原油先物6月限は下落(NYMEX原油6月限終値:79.24 ↓1.66)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比-1.66ドルの79.24ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは78.53ドル-81.24ドル。
アジア市場の序盤に81.24ドルまで買われたが、ドル高や米長期金利の高止まりを意識した売りが強まり、米国市場の前半にかけて78.53ドルまで反落。
通常取引終了後の時間外取引では主に79ドル台で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.06ドル -0.50ドル(-1.64%)
モルガン・スタンレー(MS) 90.45ドル +0.60ドル(+0.67%)
ゴールドマン・サックス(GS)336.89ドル +2.98ドル(+0.89%)
インテル(INTC) 31.15ドル -0.68ドル(-2.14%)
アップル(AAPL) 167.63ドル +1.16ドル(+0.70%)
アルファベット(GOOG) 105.02ドル -0.10ドル(-0.10%)
メタ(META) 215.70ドル -2.19ドル(-1.01%)
キャタピラー(CAT) 224.65ドル -0.55ドル(-0.24%)
アルコア(AA) 41.22ドル -0.93ドル(-2.21%)
ウォルマート(WMT) 150.01ドル +0.16ドル(+0.11%)
ダウ平均は79.62ドル安の33,897.01ドル、ナスダックは3.82ポイント高の12,157.23で取引を終了した。
予想を上回った英国の消費者物価指数(CPI)を受け、国内のインフレ高止まりや金利上昇が警戒され売りが先行して始まった。
金融決算の内容がまちまちの中、預金の流出が警戒されていた地銀のウエスタン・アライアンス(WAL)の決算が予想を上回ったため下げ止まった。
しかし、年内の利下げ観測が弱まるなか戻りは鈍く終日冴えない展開となった。
一方、終盤にかけてハイテクは小幅ながらプラス圏に回復して終了。
セクター別では運輸や小売りが上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落。
地銀のウエスタン・アライアンス(WAL)は第1四半期決算で利益が予想を上回ったほか、預金額も安定していることを発表し大幅上昇。
同業のコメリカ(CMA)やファースト・リパブリック(FRC)も警戒感が後退しそれぞれ買われた。
航空会社のユナイテッド(UAL)は第1四半期決算で純損失を発表したものの、予想されていたほど悪化せず、また最高経営責任者(CEO)が第2四半期の予約状況が強く、黒字回復を見込んでいると楽観的な見通しを示したため上昇。
保険会社のトラベラーズ(TRV)は第1四半期決算で税優遇措置が奏功し1株利益が予想を上回ったほか、増配を発表し上昇。
一方、金融のモルガン・スタンレー(MS)は第1四半期決算で貸倒引当金の急増で20%減益を計上し下落した。
自動車関連の金融サービスを提供するアライ・フィナンシャル(ALLY)も第1四半期決算で自動車ローンの件数が減少、消費者の債務不履行増加で調整後の1株利益が予想を下回ったほか、見通しを引き下げたこともあり下落。
取引終了後に四半期決算を発表した電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は調整後1株利益が予想を下回り、時間外取引で売られている。
コンピューター・ソリューションのIBM(IBM)は内容が予想を上回り、買われている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:日銀大規模緩和継続との思惑で円売り再開
19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、134円30銭まで下落後、134円86銭まで上昇し、134円72銭で引けた。
欧州通貨高でドル売りが優勢となった。
その後、日銀の早期政策修正観測後退で円の売り戻しが優勢となったほか、英国のインフレ高止まりを受けて米国インフレ懸念も再燃し、金利上昇に伴うドル買いが再開。
米地区連銀経済報告(ベージュブック)では全米の経済活動横ばいが明らかになったが想定内でドルは高止まりとなった。
ユーロ・ドルは、1.0926ドルから1.0980ドルまで上昇し、1.0956ドルで引けた。
ユーロ・円は147円07銭へ下落後、147円74銭まで上昇。
ポンド・ドルは、1.2400ドルから1.2474ドルまで上昇した。
英国の3月消費者物価指数の予想上振れで英中銀の追加利上げ観測を受けたポンド買いが加速。
ドル・スイスは、0.8997フランから0.8958フランまで下落した。
■NY原油:下落で79.24ドル、ドル高などを意識した売りが強まる
NY原油先物6月限は下落(NYMEX原油6月限終値:79.24 ↓1.66)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比-1.66ドルの79.24ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは78.53ドル-81.24ドル。
アジア市場の序盤に81.24ドルまで買われたが、ドル高や米長期金利の高止まりを意識した売りが強まり、米国市場の前半にかけて78.53ドルまで反落。
通常取引終了後の時間外取引では主に79ドル台で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.06ドル -0.50ドル(-1.64%)
モルガン・スタンレー(MS) 90.45ドル +0.60ドル(+0.67%)
ゴールドマン・サックス(GS)336.89ドル +2.98ドル(+0.89%)
インテル(INTC) 31.15ドル -0.68ドル(-2.14%)
アップル(AAPL) 167.63ドル +1.16ドル(+0.70%)
アルファベット(GOOG) 105.02ドル -0.10ドル(-0.10%)
メタ(META) 215.70ドル -2.19ドル(-1.01%)
キャタピラー(CAT) 224.65ドル -0.55ドル(-0.24%)
アルコア(AA) 41.22ドル -0.93ドル(-2.21%)
ウォルマート(WMT) 150.01ドル +0.16ドル(+0.11%)