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*15:30JST 日経平均は4日続伸、連休前で上値重くも円安進行で買い優勢[相場概況]
日経平均は4日続伸。
1日の米株式市場でダウ平均は46.46ドル安と3日ぶり小反落。
経営難に陥っていた地銀ファースト・リパブリック・バンクについてJPモルガン・チェースが買収で合意し、金融不安が緩和した。
ただ、予想を上回る経済指標を受け、金利高を警戒した売りが次第に強まり、結局マイナス圏で終了、ナスダック総合指数も-0.11%と4日ぶり小反落。
一方、為替の円安が一段と進んだことで日経平均は155円高からスタート。
しかし、重要イベントが相次ぐ大型連休期間入りを前に様子見ムードが強く、短期的な過熱感もくすぶる中、寄り付き直後は利益確定売りで失速。
前引けにかけて失速し、一時マイナスに転じた。
後場は時間外取引のナスダック100先物が堅調に推移し、為替の円安が再び進む中、持ち直して再びプラス圏に浮上した。
大引けの日経平均は前日比34.77円高の29157.95円となった。
東証プライム市場の売買高は10億3952万株、売買代金は2兆6676億円だった。
セクターでは精密機器、医薬品、電気機器が上昇率上位となった一方、不動産、証券・商品先物取引、海運が下落率上位となった。
東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の34%、対して値下がり銘柄は61%だった。
個別では、三菱UFJ (TYO:)、第一生命HD (TYO:)の銀行・保険、三井不動産 (TYO:)、三菱地所 (TYO:)の不動産、JR東日本 (TYO:)、JR東海 (TYO:)の陸運、商船三井 (TYO:)、郵船 (TYO:)の海運などが軟調。
MSOL (TYO:)、インフォマート (TYO:)、ラクスル (TYO:)などグロース(成長)株が大きく下落。
日本M&Aセンター (TYO:)、M&Aキャピタル (TYO:)の下落率も目立った。
今期の増益率鈍化見通しを受けて利益確定売りが強まったニッカトー (TYO:)、リケンテクノス (TYO:)は大幅安となり、東証プライム市場の下落率上位に並んだ。
前場引け後に決算を発表した双日 (TYO:)、三井物産 (TYO:)は利食い売りから下落。
ほか、レーティング格下げが確認された東邦HD (TYO:)が売られた。
一方、ディスコ (TYO:)、アドバンテスト (TYO:)、ルネサス (TYO:)の半導体株が軒並み大きく上昇。
今期減益見通しが保守的とされ、前期上振れ着地が安心感につながったイビデン (TYO:)が急伸。
ローム (TYO:)、太陽誘電 (TYO:)などハイテクが堅調。
HOYA (TYO:)、キーエンス (TYO:)、信越化学 (TYO:)など値がさ株もしっかり。
第1四半期が好決算となった大塚商会 (TYO:)が買われ、月次既存店売上が好感されたKeePer技研 (TYO:)は大幅高。
東証スタンダード市場では、証券会社の新規買い推奨が確認されたテラプローブ (TYO:)、業績予想を上方修正したGMB (TYO:)がそれぞれ急伸した。
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