
[ニューヨーク 1日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが大きく下落し、約1カ月ぶりの大幅な下げとなる勢い。米連邦準備理事会(FRB)当局者の発言を受け、6月米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送る可能性が高いとの観測が高まったほか、米製造業関連指標を受けた。
ドル指数は0.547%安の103.580。5月31日に付けた2カ月ぶり高値104.7から下落した。
FRB当局者は6月13─14日の会合での利上げ「見送り」を示唆し、これまでの金融引き締めの影響を検証する時間が必要との考えを示した。
米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は1日、高水準にある米国のインフレは緩慢なペースで低下しているものの、連邦準備理事会(FRB)は6月13─14日の次回会合で利上げを決定するべきでないとし、経済データにサプライズがない限り政策金利を据え置き「様子を見る」ことが望ましいと述べた。
CMEのフェドウオッチツールによると、6月会合での25ベーシスポイント(bp)利上げ確率は約32%とみられている。前日は67%近かった。
米供給管理協会(ISM)が1日発表した5月の製造業総合指数は46.9と、前月の47.1から悪化し、7カ月連続で拡大・縮小の分岐点となる50を下回った。金利上昇が重しとなり新規受注が急減した。一方、雇用は9カ月ぶりの水準に回復した。
ユーロは0.64%高の1.0757ドルとなり、31日に付けた2カ月ぶり安値1.0635ドルから回復した。
欧州連合(EU)統計局が1日発表したユーロ圏の5月の消費者物価指数(HICP)速報値は前年比6.1%上昇と、前月の7.0%上昇から鈍化した。市場予想の6.3%上昇も下回った。
ただ、依然として欧州中央銀行(ECB)が目標とする2%の3倍以上の水準にある。
ECBのラガルド総裁は1日、ユーロ圏のインフレ率は依然として高すぎると指摘し、これまでの利上げの効果が出ていることを示す材料が増えていても一段の引き締めが必要との見解を示した。
金融市場は、6月15日のECB理事会で25bpの利上げが実施される確率を85%とみている。リフィニティブによると、7月にも25bpの利上げが予想されている。
英ポンドは0.67%高の1.2524ドル、豪ドルは0.98%高の0.657米ドルだった。
ドル/円 NY午後4時 138.79/138.82
始値 139.52
高値 139.84
安値 138.47
ユーロ/ドル NY午後4時 1.0760/1.0764
始値 1.0707
高値 1.0768
安値 1.0685
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