*08:40JST 前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株主導の相場展開に期待~
21日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■ハイテク株主導の相場展開に期待
■東京海上、24/3経常利益 70.5%増 8425億円、25/3予想 42.4%増 1兆2000億円
■前場の注目材料:NTN、EV用シャフトの受注開始、トルク損失70%低減
■ハイテク株主導の相場展開に期待
21日の日本株市場は、買い優勢の相場展開になりそうだ。
20日の米国市場は、NYダウが196ドル安、ナスダックは108ポイント高だった。
米連邦準備制度理事会(FRB)高官らが、インフレが持続的に2%目標に達する確信がまだ持てず、当面金利を維持する慎重姿勢を示したため、長期金利の上昇で上値が抑えられた。
NYダウは前週末に終値で4万ドル台に乗せ、史上最高値を更新したことから、利益確定売りに押された。
一方で、エヌビディアが買われ、他の半導体株に買いが広がり、ナスダック指数は史上最高値を更新。
シカゴ日経225先物は大阪比225円高の39295円。
円相場は1ドル156円20銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。
日経225先物はナイトセッションで39000円を上回っての推移となり、狭いレンジでの推移ながら一時39370円まで買われる場面も見られた。
支持線となる75日線から上放れてきており、これまで上値を抑えられていた13週線を突破してきたことから、上へのトレンドが意識されやすいだろう。
エヌビディアの決算を控えていることもあり、買い一巡後は次第にこう着感が強まる可能性はあるだろう。
ただし、4月半ば以降の保ち合いレンジを上放れてきたこともあり、売り方にとっては買戻しを迫られる動きになりやすいと考えられる。
そのため、積極的な買いは限られるものの、売り方の買い戻しによる需給から、下値の堅さは意識されやすいところだろう。
押し目待ち狙いの買い意欲は強く、米国市場の流れから指数インパクトの大きい値がさ株の動向が注目されやすいと考えられる。
物色の流れとしてはエヌビディアの決算待ちではあるが、ハイテク株への押し目狙いのスタンスとなろう。
レーザーテック (TYO:6920)はリバウンド基調を継続するなか、3月高値が射程に入ってきたため、短期筋の値幅取り狙いの資金が向かいやすい。
ボトム圏で推移しているアドバンテスト (TYO:6857)は25日線が支持線として意識されるなか、リバウンド狙いの動きが期待されそうだ。
そのほか、昨夕決算を発表したところでは、東京海上 (TYO:8766)、MS&AD (TYO:8725)、ハマキョウ (TYO:9037)の動向が注目される。
■東京海上、24/3経常利益 70.5%増 8425億円、25/3予想 42.4%増 1兆2000億円
東京海上 (TYO:8766)が発表した2024年3月期業績は、経常収益が前期比12.3%増の7兆4246億6700万円、経常利益は同70.5%増の8425億7600万円だった。
保険引受費用5兆274億円、資産運用費用2,603億円、営業費及び一般管理費1兆2,556億円などを合計した経常費用は、前連結会計年度に比べて4,662億円増加し、6兆5,820億円となった。
会計基準は遡及適用され、本項に記載の前連結会計年度については遡及適用後の数値となっている。
海外保険事業については、経常収益が前期比7282億円増の3兆6508億円となった。
国内損害保険事業については、同2261億円増の3兆2667億円。
国内生命保険事業については、同586億円減の6410億円となった。
2025年3月期業績は、経常利益が前期比42.4%増の1兆2000億円を計画。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(39069.68、+282.30)
・ナスダック総合指数は上昇(16794.88、+108.91)
・1ドル=156.10-20円
・シカゴ日経先物は上昇(39295、大阪比+225)
・SOX指数は上昇(5090.35、+107.33)
・米国のインフレ沈静化期待
・東証による企業価値向上の要請
・NTN (TYO:6472)EV用シャフトの受注開始、トルク損失70%低減
・村田製作所 (TYO:6981)フィルターで車内CO2を吸着、EV内気循環の眠気リスク減
・デンソー (TYO:6902)ルネサス株一部売却
・日本KFC (TYO:9873)米カーライルがTOB、完全子会社化へ
・エステー (TYO:4951)株式交付でシャルダン子会社化、創業家の意思尊重
・パナソニックHD (TYO:6752)パナエナジー、商用EV電池参入、北欧社に供給
・トヨタ自 (TYO:7203)北米に水素事業本部、専門組織2カ所目
・三井海洋開発 (TYO:6269)日揮グローバルとブラジル沖でGHG定量化、石油・ガス設備排出実測
・日立造船 (TYO:7004)バイオメタネーション調査、国交省事業に採択
・SUBARU (TYO:7270)Mujinがスバルの工場に知能ロボライン
・三菱電機 (TYO:6503)独で環境都市プロ参画、州立企業と連携、ZEB技術活用
・NTT (TYO:9432)NTTドコモ、災害通信復旧を迅速化、スターリンク活用
・大日本印刷 (TYO:7912)業務文書を生成AI用に変換、大阪市と実証開始
・セイコーエプソン (TYO:6724)ハワイに再保険会社
・大倉工業 (TYO:4221)農機から提案、フィルム製品を拡販、省力化・コスト減支援
・神戸製鋼所 (TYO:5406)新中計、ROIC最大8%、アルミ事業立て直し
・三菱マテリアル (TYO:5711)独社を買収、タングステン再資源化
・王子HD (TYO:3861)ウルグアイで植林、用地取得で子会社
・信越化 (TYO:4063)中国浙江省にシリコーン製品新工場
・クラレ (TYO:3405)米社から再生炭事業を買収
・UBE (TYO:4208)グループ会社の宇部マクセル、セパレーター膜増産
☆前場のイベントスケジュール
・10:30 豪準備銀行5月理事会議事要旨 <ST>
■ハイテク株主導の相場展開に期待
■東京海上、24/3経常利益 70.5%増 8425億円、25/3予想 42.4%増 1兆2000億円
■前場の注目材料:NTN、EV用シャフトの受注開始、トルク損失70%低減
■ハイテク株主導の相場展開に期待
21日の日本株市場は、買い優勢の相場展開になりそうだ。
20日の米国市場は、NYダウが196ドル安、ナスダックは108ポイント高だった。
米連邦準備制度理事会(FRB)高官らが、インフレが持続的に2%目標に達する確信がまだ持てず、当面金利を維持する慎重姿勢を示したため、長期金利の上昇で上値が抑えられた。
NYダウは前週末に終値で4万ドル台に乗せ、史上最高値を更新したことから、利益確定売りに押された。
一方で、エヌビディアが買われ、他の半導体株に買いが広がり、ナスダック指数は史上最高値を更新。
シカゴ日経225先物は大阪比225円高の39295円。
円相場は1ドル156円20銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。
日経225先物はナイトセッションで39000円を上回っての推移となり、狭いレンジでの推移ながら一時39370円まで買われる場面も見られた。
支持線となる75日線から上放れてきており、これまで上値を抑えられていた13週線を突破してきたことから、上へのトレンドが意識されやすいだろう。
エヌビディアの決算を控えていることもあり、買い一巡後は次第にこう着感が強まる可能性はあるだろう。
ただし、4月半ば以降の保ち合いレンジを上放れてきたこともあり、売り方にとっては買戻しを迫られる動きになりやすいと考えられる。
そのため、積極的な買いは限られるものの、売り方の買い戻しによる需給から、下値の堅さは意識されやすいところだろう。
押し目待ち狙いの買い意欲は強く、米国市場の流れから指数インパクトの大きい値がさ株の動向が注目されやすいと考えられる。
物色の流れとしてはエヌビディアの決算待ちではあるが、ハイテク株への押し目狙いのスタンスとなろう。
レーザーテック (TYO:6920)はリバウンド基調を継続するなか、3月高値が射程に入ってきたため、短期筋の値幅取り狙いの資金が向かいやすい。
ボトム圏で推移しているアドバンテスト (TYO:6857)は25日線が支持線として意識されるなか、リバウンド狙いの動きが期待されそうだ。
そのほか、昨夕決算を発表したところでは、東京海上 (TYO:8766)、MS&AD (TYO:8725)、ハマキョウ (TYO:9037)の動向が注目される。
■東京海上、24/3経常利益 70.5%増 8425億円、25/3予想 42.4%増 1兆2000億円
東京海上 (TYO:8766)が発表した2024年3月期業績は、経常収益が前期比12.3%増の7兆4246億6700万円、経常利益は同70.5%増の8425億7600万円だった。
保険引受費用5兆274億円、資産運用費用2,603億円、営業費及び一般管理費1兆2,556億円などを合計した経常費用は、前連結会計年度に比べて4,662億円増加し、6兆5,820億円となった。
会計基準は遡及適用され、本項に記載の前連結会計年度については遡及適用後の数値となっている。
海外保険事業については、経常収益が前期比7282億円増の3兆6508億円となった。
国内損害保険事業については、同2261億円増の3兆2667億円。
国内生命保険事業については、同586億円減の6410億円となった。
2025年3月期業績は、経常利益が前期比42.4%増の1兆2000億円を計画。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(39069.68、+282.30)
・ナスダック総合指数は上昇(16794.88、+108.91)
・1ドル=156.10-20円
・シカゴ日経先物は上昇(39295、大阪比+225)
・SOX指数は上昇(5090.35、+107.33)
・米国のインフレ沈静化期待
・東証による企業価値向上の要請
・NTN (TYO:6472)EV用シャフトの受注開始、トルク損失70%低減
・村田製作所 (TYO:6981)フィルターで車内CO2を吸着、EV内気循環の眠気リスク減
・デンソー (TYO:6902)ルネサス株一部売却
・日本KFC (TYO:9873)米カーライルがTOB、完全子会社化へ
・エステー (TYO:4951)株式交付でシャルダン子会社化、創業家の意思尊重
・パナソニックHD (TYO:6752)パナエナジー、商用EV電池参入、北欧社に供給
・トヨタ自 (TYO:7203)北米に水素事業本部、専門組織2カ所目
・三井海洋開発 (TYO:6269)日揮グローバルとブラジル沖でGHG定量化、石油・ガス設備排出実測
・日立造船 (TYO:7004)バイオメタネーション調査、国交省事業に採択
・SUBARU (TYO:7270)Mujinがスバルの工場に知能ロボライン
・三菱電機 (TYO:6503)独で環境都市プロ参画、州立企業と連携、ZEB技術活用
・NTT (TYO:9432)NTTドコモ、災害通信復旧を迅速化、スターリンク活用
・大日本印刷 (TYO:7912)業務文書を生成AI用に変換、大阪市と実証開始
・セイコーエプソン (TYO:6724)ハワイに再保険会社
・大倉工業 (TYO:4221)農機から提案、フィルム製品を拡販、省力化・コスト減支援
・神戸製鋼所 (TYO:5406)新中計、ROIC最大8%、アルミ事業立て直し
・三菱マテリアル (TYO:5711)独社を買収、タングステン再資源化
・王子HD (TYO:3861)ウルグアイで植林、用地取得で子会社
・信越化 (TYO:4063)中国浙江省にシリコーン製品新工場
・クラレ (TYO:3405)米社から再生炭事業を買収
・UBE (TYO:4208)グループ会社の宇部マクセル、セパレーター膜増産
☆前場のイベントスケジュール
・10:30 豪準備銀行5月理事会議事要旨 <ST>