*08:58JST 前場に注目すべき3つのポイント~過度な持ち高圧縮に伴う世界株安は落ち着く~
7日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■過度な持ち高圧縮に伴う世界株安は落ち着く
■東京海上、1Q経常利益 54.7%増 2650億円
■前場の注目材料、東京ガス、浮体式洋上風力に参画、ポルトガルで年内
■過度な持ち高圧縮に伴う世界株安は落ち着く
7日の日本株市場は、前日の大幅反発に対する反動安が意識されるが、米株高を受けて底堅さがみられてきそうだ。
6日の米国市場は、NYダウが294ドル高、ナスダックは166ポイント高だった。
東京市場の大幅反発や欧州市場が底堅い値動きだったことから、値ごろ感からの買いが優勢となった。
エヌビディアなどハイテク株を中心に押し目買いの動きが広がった。
景気後退入りへの不安が重荷となったが、テクニカル上、売られ過ぎの水準まで下げてきたとの見方もあった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比635円安の33605円。
円相場は1ドル144円40銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まりそうだ。
昨日の日経平均株価は3217円高と記録的な反発となったこともあり、戻り待ちの売りは入りやすいだろう。
日経225先物はナイトセッションで開始早々に利食いとみられるロング解消の動きが目立っていた。
依然として値幅が出やすい状況ではあるが、33000円辺りでの底堅さがみられていた。
米国においても自律反発の域は脱していないが、昨日の東京市場の反発から欧州も底堅い値動きのなかでの上昇であり、過度な持ち高圧縮に伴う世界株安は落ち着いたようである。
積極的なリバウンド狙いの流れは期待しづらいものの、直近の急落で年初来安値を更新している銘柄などには、需給整理一巡からの押し目買いが入りやすいだろう。
また、エヌビディアが3%を超える上昇となったことから、指数インパクトの大きい値がさハイテク株には値ごろ感からの買いが向かいそうである。
そのほか、相場全体の荒い値動きが落ち着いてくるようだと、改めて決算を手掛かりとした物色にも向かわせそうである。
なお、昨日の引け後の決算では、東京海上 (TYO:8766)、スズキ (TYO:7269)、大和証G (TYO:8601)、京急 (TYO:9006)、京王 (TYO:9008)、古河電工 (TYO:5801)、帝人 (TYO:3401)、出光興産 (TYO:5019)、IHI (TYO:7013)、スクエニHD (TYO:9684)辺りが注目されそうだ。
■東京海上、1Q経常利益 54.7%増 2650億円
東京海上 (TYO:8766)が発表した2025年3月期第1四半期業績は、経常収益が前年同期比5.6%増の1兆9240.73億円、経常利益は同54.7%増の2650.32億円だった。
損害保険事業の売上高にあたる正味収入保険料は同10%増の1兆2984億円だった。
自動車保険と火災保険の料率改定効果が寄与した。
海外事業でも新規契約が伸びた。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(34675.46、+3217.04)
・NYダウは上昇(38997.66、+294.39)
・ナスダック総合指数は上昇(16366.86、+166.77)
・SOX指数は上昇(4567.57、+48.12)
・VIX指数は低下(27.71、-10.86)
・米原油先物は上昇(73.20、+0.26)
・米国のインフレ沈静化期待
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・東京ガス (TYO:9531)浮体式洋上風力に参画、ポルトガルで年内
・大阪ガス (TYO:9532)UAE社から長期LNG調達、年最大80万トン
・キリンHD (TYO:2503)ファンケルTOB価格2800円に上げ
・三井物産 (TYO:8031)専務執行役員・松井透氏、50年温室ガス実質ゼロへ
・電通G (TYO:4324)AIで広告コピー生成、クリエイター思考学習し社内用支援ツールに
・ホンダ (TYO:7267)7月の新車販売「N-BOX」首位維持、2位トヨタ「カローラ」
・日産自 (TYO:7201)自己放射冷却塗装を開発、エアコン節電でも涼しく
・ユアサ商事 (TYO:8074)9カ国・1地域で節電ユニット独占販売
・桜井製作所 (TYO:7255)廃プラ、積層造形受託に活用、顧客別に仕様考案
・日立建機 (TYO:6305)大型ショベル2種、不具合時に遠隔復旧
・KDDI (TYO:9433)甲子園の通信速度1.6倍、5G基地局のアンテナ技術高度化
・FDK (TYO:6955)車載機器向け容量1.2倍のニッケル水素電池、寒冷地にも対応
・レスター (TYO:3156)熊本でソーラーシェア、養蜂・発電所整備
・三井不動産 (TYO:8801)DXに年350億円投資、新サービス開発・人材育成を加速
・日本農薬 (TYO:4997)進むAI活用、病害虫・雑草をスマホで診断
・大成建設 (TYO:1801)再生エネから水素製造、山梨県などと実証開始
・KHネオケム (TYO:4189)国内プラント予兆保全、安定操業高度化
・住友化学 (TYO:4005)千葉で国際認証取得、PEなど再生材活用製品
・清水建設 (TYO:1803)廃板ガラス再資源化、解体ビルから回収
・東京建物 (TYO:8804)ホテル初のプラン認証取得
☆前場のイベントスケジュール
・時間未定 中・7月輸出(前年比予想:+9.5%、6月:+8.6%)
・時間未定 中・7月輸入(前年比予想:+3.2%、6月:-2.3%)
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■過度な持ち高圧縮に伴う世界株安は落ち着く
■東京海上、1Q経常利益 54.7%増 2650億円
■前場の注目材料、東京ガス、浮体式洋上風力に参画、ポルトガルで年内
■過度な持ち高圧縮に伴う世界株安は落ち着く
7日の日本株市場は、前日の大幅反発に対する反動安が意識されるが、米株高を受けて底堅さがみられてきそうだ。
6日の米国市場は、NYダウが294ドル高、ナスダックは166ポイント高だった。
東京市場の大幅反発や欧州市場が底堅い値動きだったことから、値ごろ感からの買いが優勢となった。
エヌビディアなどハイテク株を中心に押し目買いの動きが広がった。
景気後退入りへの不安が重荷となったが、テクニカル上、売られ過ぎの水準まで下げてきたとの見方もあった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比635円安の33605円。
円相場は1ドル144円40銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まりそうだ。
昨日の日経平均株価は3217円高と記録的な反発となったこともあり、戻り待ちの売りは入りやすいだろう。
日経225先物はナイトセッションで開始早々に利食いとみられるロング解消の動きが目立っていた。
依然として値幅が出やすい状況ではあるが、33000円辺りでの底堅さがみられていた。
米国においても自律反発の域は脱していないが、昨日の東京市場の反発から欧州も底堅い値動きのなかでの上昇であり、過度な持ち高圧縮に伴う世界株安は落ち着いたようである。
積極的なリバウンド狙いの流れは期待しづらいものの、直近の急落で年初来安値を更新している銘柄などには、需給整理一巡からの押し目買いが入りやすいだろう。
また、エヌビディアが3%を超える上昇となったことから、指数インパクトの大きい値がさハイテク株には値ごろ感からの買いが向かいそうである。
そのほか、相場全体の荒い値動きが落ち着いてくるようだと、改めて決算を手掛かりとした物色にも向かわせそうである。
なお、昨日の引け後の決算では、東京海上 (TYO:8766)、スズキ (TYO:7269)、大和証G (TYO:8601)、京急 (TYO:9006)、京王 (TYO:9008)、古河電工 (TYO:5801)、帝人 (TYO:3401)、出光興産 (TYO:5019)、IHI (TYO:7013)、スクエニHD (TYO:9684)辺りが注目されそうだ。
■東京海上、1Q経常利益 54.7%増 2650億円
東京海上 (TYO:8766)が発表した2025年3月期第1四半期業績は、経常収益が前年同期比5.6%増の1兆9240.73億円、経常利益は同54.7%増の2650.32億円だった。
損害保険事業の売上高にあたる正味収入保険料は同10%増の1兆2984億円だった。
自動車保険と火災保険の料率改定効果が寄与した。
海外事業でも新規契約が伸びた。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(34675.46、+3217.04)
・NYダウは上昇(38997.66、+294.39)
・ナスダック総合指数は上昇(16366.86、+166.77)
・SOX指数は上昇(4567.57、+48.12)
・VIX指数は低下(27.71、-10.86)
・米原油先物は上昇(73.20、+0.26)
・米国のインフレ沈静化期待
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・東京ガス (TYO:9531)浮体式洋上風力に参画、ポルトガルで年内
・大阪ガス (TYO:9532)UAE社から長期LNG調達、年最大80万トン
・キリンHD (TYO:2503)ファンケルTOB価格2800円に上げ
・三井物産 (TYO:8031)専務執行役員・松井透氏、50年温室ガス実質ゼロへ
・電通G (TYO:4324)AIで広告コピー生成、クリエイター思考学習し社内用支援ツールに
・ホンダ (TYO:7267)7月の新車販売「N-BOX」首位維持、2位トヨタ「カローラ」
・日産自 (TYO:7201)自己放射冷却塗装を開発、エアコン節電でも涼しく
・ユアサ商事 (TYO:8074)9カ国・1地域で節電ユニット独占販売
・桜井製作所 (TYO:7255)廃プラ、積層造形受託に活用、顧客別に仕様考案
・日立建機 (TYO:6305)大型ショベル2種、不具合時に遠隔復旧
・KDDI (TYO:9433)甲子園の通信速度1.6倍、5G基地局のアンテナ技術高度化
・FDK (TYO:6955)車載機器向け容量1.2倍のニッケル水素電池、寒冷地にも対応
・レスター (TYO:3156)熊本でソーラーシェア、養蜂・発電所整備
・三井不動産 (TYO:8801)DXに年350億円投資、新サービス開発・人材育成を加速
・日本農薬 (TYO:4997)進むAI活用、病害虫・雑草をスマホで診断
・大成建設 (TYO:1801)再生エネから水素製造、山梨県などと実証開始
・KHネオケム (TYO:4189)国内プラント予兆保全、安定操業高度化
・住友化学 (TYO:4005)千葉で国際認証取得、PEなど再生材活用製品
・清水建設 (TYO:1803)廃板ガラス再資源化、解体ビルから回収
・東京建物 (TYO:8804)ホテル初のプラン認証取得
☆前場のイベントスケジュール
・時間未定 中・7月輸出(前年比予想:+9.5%、6月:+8.6%)
・時間未定 中・7月輸入(前年比予想:+3.2%、6月:-2.3%)
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