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ビーロット Research Memo(1):新興の不動産投資・開発会社、インバウンド開拓で次の成長ステージへ

発行済 2016-03-22 16:11
更新済 2016-03-22 16:33
ビーロット Research Memo(1):新興の不動産投資・開発会社、インバウンド開拓で次の成長ステージへ
ビーロット {{|0:}}は、不動産投資・開発の新興企業。
投資した一棟オフィスビルやマンションの価値を向上させ、国内外の投資家や富裕層向けに売却する事業を主体とする。
同業他社に先駆け、関東だけでなく北海道や九州にも進出し、ホテルや介護施設など様々な用途にも対応。
顧客ニーズに対応し、柔軟な企画力で多様化展開することが同社の特徴となっている。
2014年12月には東証マザーズへのスピード上場を果たし、知名度と資金力を武器に、成長がさらに加速している。
直近の業績は大躍進を遂げた。
2015 年12月通期の売上高は6,950百万円(前期比87.4%増)、営業利益800百万円(前期比111.5%増)となり、売上高・営業利益ともに前期を大幅に上回った。
上場後、不動産投資開発事業において、取扱い不動産の単価が大幅に上昇したことが主な要因だ。
また不動産マネジメント事業の安定成長も収益を下支えした。
今期、資金調達の多様化が進み財務基盤は大幅に強化された。
2016年12月通期においても、不動産投資開発事業を柱に成長を加速し、6期連続の増収増益を達成する見込みだ。
販売用不動産の残高が6,069百万円(2015年12月期末)に達しており、仕入は順調に進んでいる。
中期経営計画(2ヶ年)ではインバウンド需要の開拓に取り組む。
既に都内でホテルの再生・開発に着手し一部で成果を挙げている。
海外富裕層向けに北海道でホテルコンドミニアムを分譲するのもインバウンド需要開拓の一環である。
同社の多用途展開と他地域展開を可能にしているのは、不動産に関する専門性や企画力とともに積極的な他社とのパートナーシップだ。
財務基盤が強化され物件の仕入れや保持に余裕が持てるようになったことも今後の業績には好影響を与える。
中期経営計画の数値の現実性は高いものと考えてよいだろう。
競合他社と比較すると収益力に遜色はない中でPERは低位にあり、見直される局面も予想される。
■Check Point ・不動産投資・開発のプロ集団、積極的なコラボ戦略で用途・地域を多様化 ・2015年12月通期は飛躍的売上増(前期比87.4%増)、各利益も倍増 ・インバウンド需要開拓を掲げる中期経営計画を発表、ホテル等の再生・開発が進行中 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

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