*08:19JST 26日の米国市場ダイジェスト:NYダウは123ドル高、中東脅威が緩和
■NY株式:NYダウは123ドル高、中東脅威が緩和
米国株式市場は続伸。
ダウ平均は123.74ドル高の44,860.31ドル、ナスダックは119.46ポイント高の19,174.30で取引を終了した。
トランプ次期大統領が示した中国、メキシコ、カナダに対する追加関税案による影響を警戒し、寄り付き後、まちまち。
ダウは一部企業の低調な決算を嫌気した売りに続落した。
ナスダックは半導体エヌビディア(NVDA)の反発で安心感が広がり、終日堅調に推移。
終盤にかけ、イスラエル治安内閣がレバノン停戦合意を承認したとの報道で、中東情勢の悪化懸念が後退、さらに、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した11月連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で労働市場や経済の下方リスクが後退したと指摘されたためダウはプラス圏を回復し連日で過去最高値を更新し終了した。
セクター別では、小売が上昇した一方、耐久諸費財・アパレルが下落。
食品会社のJMスマッカー(SJM)は四半期決算で昨年の「ホステス」ブランド買収が奏功し17%増収を計上、さらに、通期見通しを引き上げ、上昇。
ディスカウント小売のウォルマート(WMT)はDEI(多様性、公平性、包摂性)プログラムの撤廃が好感され、上昇。
百貨店のコールズ(KSS)は四半期決算で減収減益を計上、通期の既存店売上高予想を下方修正したほか、最高経営責任者(CEO)の退任も発表され、大幅安。
家電量販店のベスト・バイ(BBY)は需要がまちまちで、通期の業績見通しを下方修正し、下落。
バイオ医薬品メーカーのアムジェン(AMGN)は開発中の肥満治療薬を巡る治験で副作用などが報告され、結果が予想に満たず大幅安。
自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)は国内で販売する自動車をメキシコで生産しており、トランプ次期大統領が提示した追加関税が売り上げに響く可能性を警戒し、下落した。
コンピューターメーカーのデル・テクノロジー(DELL)は取引終了後、第3四半期決算を発表。
売上が予想に満たず時間外取引で売られている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は一時153円割れ、トランプ次期米大統領の追加関税計画を警戒
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は152円99銭まで下落後、153円72銭まで上昇し、153円08銭で引けた。
トランプ次期大統領が追加関税計画を発表し、警戒感からリスク回避の円買いが優勢となった。
その後発表された米11月消費者信頼感指数がほぼ1年ぶりの高水準に改善したため長期金利上昇に伴うドル買いが強まった。
ユーロ・ドルは1.0523ドルから1.0457ドルまで下落し、1.0482ドルで引けた。
欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁が基本シナリオ予想通りとなった場合、利下げを継続するとの発言を受けて、追加利下げを織り込むユーロ売りが強まった。
ユーロ・円は、161円40銭から160円30銭まで下落した。
トランプ次期大統領が示唆した追加関税案による世界経済混乱を警戒したリスク回避の円買いが強まった。
ポンド・ドルは1.2608ドルから1.2525ドルまで下落した。
ドル・スイスは0.8847フランから0.8886フランまで上昇した。
■NY原油:伸び悩みで68.77ドル、一時68.05ドルまで下落
NY原油先物1月限は伸び悩み(NYMEX原油1月限終値:68.77 ↓0.17)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比-0.17ドル(-0.25%)の68.77ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは68.05ドル-70.30ドル。
米国市場の前半にかけて70.30ドルまで買われたが、中東情勢の過度な悪化に対する懸念は緩和されており、調整的な売りが優勢となった。
一時68.05ドルまで下落し、通常取引終了後の時間外取引では主に68ドル台後半で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 47.75ドル +0.25ドル(+0.52%)
モルガン・スタンレー(MS) 131.28ドル -2.38ドル(-1.78%)
ゴールドマン・サックス(GS)605.50ドル +2.47ドル(+0.40%)
インテル(INTC) 24.05ドル -0.82ドル(-3.29%)
アップル(AAPL) 235.06ドル +2.19ドル(+0.94%)
アルファベット(GOOG) 170.62ドル +1.19ドル(+0.70%)
メタ(META) 573.54ドル +8.43ドル(+1.49%)
キャタピラー(CAT) 407.83ドル +2.18ドル(+0.53%)
アルコア(AA) 47.42ドル +0.20ドル(+0.42%)
ウォルマート(WMT) 91.31ドル +1.81ドル(+2.02%)
米国株式市場は続伸。
ダウ平均は123.74ドル高の44,860.31ドル、ナスダックは119.46ポイント高の19,174.30で取引を終了した。
トランプ次期大統領が示した中国、メキシコ、カナダに対する追加関税案による影響を警戒し、寄り付き後、まちまち。
ダウは一部企業の低調な決算を嫌気した売りに続落した。
ナスダックは半導体エヌビディア(NVDA)の反発で安心感が広がり、終日堅調に推移。
終盤にかけ、イスラエル治安内閣がレバノン停戦合意を承認したとの報道で、中東情勢の悪化懸念が後退、さらに、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した11月連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で労働市場や経済の下方リスクが後退したと指摘されたためダウはプラス圏を回復し連日で過去最高値を更新し終了した。
セクター別では、小売が上昇した一方、耐久諸費財・アパレルが下落。
食品会社のJMスマッカー(SJM)は四半期決算で昨年の「ホステス」ブランド買収が奏功し17%増収を計上、さらに、通期見通しを引き上げ、上昇。
ディスカウント小売のウォルマート(WMT)はDEI(多様性、公平性、包摂性)プログラムの撤廃が好感され、上昇。
百貨店のコールズ(KSS)は四半期決算で減収減益を計上、通期の既存店売上高予想を下方修正したほか、最高経営責任者(CEO)の退任も発表され、大幅安。
家電量販店のベスト・バイ(BBY)は需要がまちまちで、通期の業績見通しを下方修正し、下落。
バイオ医薬品メーカーのアムジェン(AMGN)は開発中の肥満治療薬を巡る治験で副作用などが報告され、結果が予想に満たず大幅安。
自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)は国内で販売する自動車をメキシコで生産しており、トランプ次期大統領が提示した追加関税が売り上げに響く可能性を警戒し、下落した。
コンピューターメーカーのデル・テクノロジー(DELL)は取引終了後、第3四半期決算を発表。
売上が予想に満たず時間外取引で売られている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は一時153円割れ、トランプ次期米大統領の追加関税計画を警戒
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は152円99銭まで下落後、153円72銭まで上昇し、153円08銭で引けた。
トランプ次期大統領が追加関税計画を発表し、警戒感からリスク回避の円買いが優勢となった。
その後発表された米11月消費者信頼感指数がほぼ1年ぶりの高水準に改善したため長期金利上昇に伴うドル買いが強まった。
ユーロ・ドルは1.0523ドルから1.0457ドルまで下落し、1.0482ドルで引けた。
欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁が基本シナリオ予想通りとなった場合、利下げを継続するとの発言を受けて、追加利下げを織り込むユーロ売りが強まった。
ユーロ・円は、161円40銭から160円30銭まで下落した。
トランプ次期大統領が示唆した追加関税案による世界経済混乱を警戒したリスク回避の円買いが強まった。
ポンド・ドルは1.2608ドルから1.2525ドルまで下落した。
ドル・スイスは0.8847フランから0.8886フランまで上昇した。
■NY原油:伸び悩みで68.77ドル、一時68.05ドルまで下落
NY原油先物1月限は伸び悩み(NYMEX原油1月限終値:68.77 ↓0.17)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比-0.17ドル(-0.25%)の68.77ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは68.05ドル-70.30ドル。
米国市場の前半にかけて70.30ドルまで買われたが、中東情勢の過度な悪化に対する懸念は緩和されており、調整的な売りが優勢となった。
一時68.05ドルまで下落し、通常取引終了後の時間外取引では主に68ドル台後半で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 47.75ドル +0.25ドル(+0.52%)
モルガン・スタンレー(MS) 131.28ドル -2.38ドル(-1.78%)
ゴールドマン・サックス(GS)605.50ドル +2.47ドル(+0.40%)
インテル(INTC) 24.05ドル -0.82ドル(-3.29%)
アップル(AAPL) 235.06ドル +2.19ドル(+0.94%)
アルファベット(GOOG) 170.62ドル +1.19ドル(+0.70%)
メタ(META) 573.54ドル +8.43ドル(+1.49%)
キャタピラー(CAT) 407.83ドル +2.18ドル(+0.53%)
アルコア(AA) 47.42ドル +0.20ドル(+0.42%)
ウォルマート(WMT) 91.31ドル +1.81ドル(+2.02%)