*08:41JST 前場に注目すべき3つのポイント~短期的な値幅取り狙いの動きが中心~
27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■短期的な値幅取り狙いの動きが中心
■DyDo、3Q営業利益 10.8%増 64.16億円
■前場の注目材料:サトーHD、産廃、再生まで可視化、履歴管理システム開発
■短期的な値幅取り狙いの動きが中心
27日の日本株市場は、売り先行で始まった後は、こう着が強まる相場展開になりそうだ。
26日の米国市場はNYダウが123ドル高、ナスダックは120ポイント高だった。
トランプ次期大統領が示した中国、メキシコ、カナダに対する追加関税案による影響を警戒し、朝方は売りが先行した。
その後、イスラエル治安内閣がレバノン停戦合意を承認したとの報道で中東情勢の悪化懸念が後退、さらに、米連邦準備理事会(FRB)が公表した11月連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、労働市場や経済の下方リスクが後退したと指摘されるなか、プラス圏を回復した。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比160円安の38330円。
円相場は1ドル153円00銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り優勢の展開から始まりそうだ。
米国市場ではNYダウ、S&P500指数が最高値を更新するなど、先高期待が高まっているが、トランプ氏のSNSの投稿によって貿易摩擦への警戒が積極的な売買を手控えさせそうである。
前日の日経平均株価は38020円まで売られ、節目の38000円を割り込まなかったほか、75日線が支持線として意識されるなか、いったんは自律反発の動きもありそうだ。
ただし、200日線、25日線辺りが抵抗線として意識されやすく、同線突破を狙った買いの勢いは限られよう。
また、今回のトランプ氏のSNSへの投稿が為替市場で大きな変動につながった。
ボラティリティが高まるなか、トランプ氏のSNSへの注目が集まりやすく、それ故に発言内容においては一段と過剰な反応をみせてくる可能性もあるだろう。
積極的にポジションを傾けにくい需給状況になりやすく、材料の出た銘柄などに短期資金が集中しやすい。
短期的な値幅取り狙いの動きが中心になりやすい一方で、いったん値動きが鈍くなると資金の逃げ足も速くなるため、フットワークが重要になりそうだ。
長期的なスタンスの資金については、バリュー株へのシフトになりそうだ。
米国ではエヌビディアが小幅ながら反発したことが指数インパクトの大きい値がさハイテク株の安心材料になりそうだが、SOX指数は弱い値動きだったこともあり、リバウンド期待は高まりにくいと考えられる。
半導体株については、戻り待ち狙いの売りが入りやすいとみておきたい。
そのほか、全体相場が不安定ななか、海外勢のフローも週末にかけて減少するとみられるなか、インデックス売買に振らされにくい中小型株へのシフトも意識されよう。
■DyDo、3Q営業利益 10.8%増 64.16億円
DyDo (TYO:2590)が発表した2025年1月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比9%増の1801億7200万円、営業利益は同10.8%増の64億1600万円だった。
国内飲料事業において減収となったが、海外飲料事業ではトルコ飲料事業が好調に推移したほか、24年2月に取得したポーランドの海外飲料事業子会社ヴォサナが連結対象となった効果もあり、海外飲料事業の業績が牽引した。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(44860.31、+123.74)
・ナスダック総合指数は上昇(19174.30、+119.46)
・VIX指数は低下(14.10、-0.50)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・サトーHD (TYO:6287)産廃、再生まで可視化、履歴管理システム開発
・三井化学 (TYO:4183)29年3月期の営業益9割増へ、石化関連再構築急ぐ
・日産自 (TYO:7201)米2工場減産を継続、在庫適正化、来年3月まで
・ダイキン工業 (TYO:6367)米社と合弁設立、空調部品を試験販売
・四国電力 (TYO:9507)住友商事と、カタールで韓国2社と発電造水
・ローム (TYO:6963)仏ヴァレオと、パワエレ分野で協力、電動モビリティー効率向上
・SUBARU (TYO:7270)東京・渋谷のソフト拠点にCASE関連拡充
・マツダ (TYO:7261)植物セルロースで燃料、トヨタなど組合、福島で生産実証
・スタンレー電気 (TYO:6923)次世代車用ランプシステムの新会社
・NEC (TYO:6701)ソニーセミコンダクタと顔認証で協業、AIカメラ画質を即時調整
・ルネサス (TYO:6723)1チップで産機制御、高機能MPU量産
・三菱電機 (TYO:6503)北米 “現地化” 進む、調達・製品投入を迅速化
・オルツ (TYO:260A)全社員にAIクローン、生産性向上に新手
・TOPPAN (TYO:7911)3DToFセンサー開発、距離精度・高速撮像を向上
・ENEOS (TYO:5020)グループのJX金属、米新工場で開所式、半導体材料を量産
・エア・ウォーター (TYO:4088)溶解度7倍の半導体向け高性能樹脂開発
・JFE (TYO:5411)JFEスチール、固体酸化型燃料電池向けステンレス鋼を開発
・カナモト (TYO:9678)鹿児島に営業所、防衛需要に対応
・三井化学 (TYO:4183)半導体・実装ラボ完成、名古屋工場に
・日本電子 (TYO:6951)神戸製鋼所、超電導子会社の全保有株売却、譲渡
☆前場のイベントスケジュール
・09:30 豪・10月消費者物価指数(前年比予想:+2.3%、9月:+2.1%)
・10:00 NZ準備銀行が政策金利発表(0.50ポイント引き下げ予想)
・10:30 中・10月工業企業利益(9月:前年比-3.5%) <ST>
■短期的な値幅取り狙いの動きが中心
■DyDo、3Q営業利益 10.8%増 64.16億円
■前場の注目材料:サトーHD、産廃、再生まで可視化、履歴管理システム開発
■短期的な値幅取り狙いの動きが中心
27日の日本株市場は、売り先行で始まった後は、こう着が強まる相場展開になりそうだ。
26日の米国市場はNYダウが123ドル高、ナスダックは120ポイント高だった。
トランプ次期大統領が示した中国、メキシコ、カナダに対する追加関税案による影響を警戒し、朝方は売りが先行した。
その後、イスラエル治安内閣がレバノン停戦合意を承認したとの報道で中東情勢の悪化懸念が後退、さらに、米連邦準備理事会(FRB)が公表した11月連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、労働市場や経済の下方リスクが後退したと指摘されるなか、プラス圏を回復した。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比160円安の38330円。
円相場は1ドル153円00銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り優勢の展開から始まりそうだ。
米国市場ではNYダウ、S&P500指数が最高値を更新するなど、先高期待が高まっているが、トランプ氏のSNSの投稿によって貿易摩擦への警戒が積極的な売買を手控えさせそうである。
前日の日経平均株価は38020円まで売られ、節目の38000円を割り込まなかったほか、75日線が支持線として意識されるなか、いったんは自律反発の動きもありそうだ。
ただし、200日線、25日線辺りが抵抗線として意識されやすく、同線突破を狙った買いの勢いは限られよう。
また、今回のトランプ氏のSNSへの投稿が為替市場で大きな変動につながった。
ボラティリティが高まるなか、トランプ氏のSNSへの注目が集まりやすく、それ故に発言内容においては一段と過剰な反応をみせてくる可能性もあるだろう。
積極的にポジションを傾けにくい需給状況になりやすく、材料の出た銘柄などに短期資金が集中しやすい。
短期的な値幅取り狙いの動きが中心になりやすい一方で、いったん値動きが鈍くなると資金の逃げ足も速くなるため、フットワークが重要になりそうだ。
長期的なスタンスの資金については、バリュー株へのシフトになりそうだ。
米国ではエヌビディアが小幅ながら反発したことが指数インパクトの大きい値がさハイテク株の安心材料になりそうだが、SOX指数は弱い値動きだったこともあり、リバウンド期待は高まりにくいと考えられる。
半導体株については、戻り待ち狙いの売りが入りやすいとみておきたい。
そのほか、全体相場が不安定ななか、海外勢のフローも週末にかけて減少するとみられるなか、インデックス売買に振らされにくい中小型株へのシフトも意識されよう。
■DyDo、3Q営業利益 10.8%増 64.16億円
DyDo (TYO:2590)が発表した2025年1月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比9%増の1801億7200万円、営業利益は同10.8%増の64億1600万円だった。
国内飲料事業において減収となったが、海外飲料事業ではトルコ飲料事業が好調に推移したほか、24年2月に取得したポーランドの海外飲料事業子会社ヴォサナが連結対象となった効果もあり、海外飲料事業の業績が牽引した。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(44860.31、+123.74)
・ナスダック総合指数は上昇(19174.30、+119.46)
・VIX指数は低下(14.10、-0.50)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・サトーHD (TYO:6287)産廃、再生まで可視化、履歴管理システム開発
・三井化学 (TYO:4183)29年3月期の営業益9割増へ、石化関連再構築急ぐ
・日産自 (TYO:7201)米2工場減産を継続、在庫適正化、来年3月まで
・ダイキン工業 (TYO:6367)米社と合弁設立、空調部品を試験販売
・四国電力 (TYO:9507)住友商事と、カタールで韓国2社と発電造水
・ローム (TYO:6963)仏ヴァレオと、パワエレ分野で協力、電動モビリティー効率向上
・SUBARU (TYO:7270)東京・渋谷のソフト拠点にCASE関連拡充
・マツダ (TYO:7261)植物セルロースで燃料、トヨタなど組合、福島で生産実証
・スタンレー電気 (TYO:6923)次世代車用ランプシステムの新会社
・NEC (TYO:6701)ソニーセミコンダクタと顔認証で協業、AIカメラ画質を即時調整
・ルネサス (TYO:6723)1チップで産機制御、高機能MPU量産
・三菱電機 (TYO:6503)北米 “現地化” 進む、調達・製品投入を迅速化
・オルツ (TYO:260A)全社員にAIクローン、生産性向上に新手
・TOPPAN (TYO:7911)3DToFセンサー開発、距離精度・高速撮像を向上
・ENEOS (TYO:5020)グループのJX金属、米新工場で開所式、半導体材料を量産
・エア・ウォーター (TYO:4088)溶解度7倍の半導体向け高性能樹脂開発
・JFE (TYO:5411)JFEスチール、固体酸化型燃料電池向けステンレス鋼を開発
・カナモト (TYO:9678)鹿児島に営業所、防衛需要に対応
・三井化学 (TYO:4183)半導体・実装ラボ完成、名古屋工場に
・日本電子 (TYO:6951)神戸製鋼所、超電導子会社の全保有株売却、譲渡
☆前場のイベントスケジュール
・09:30 豪・10月消費者物価指数(前年比予想:+2.3%、9月:+2.1%)
・10:00 NZ準備銀行が政策金利発表(0.50ポイント引き下げ予想)
・10:30 中・10月工業企業利益(9月:前年比-3.5%) <ST>