*08:41JST 前場に注目すべき3つのポイント~中小型株での短期的な値幅取り狙いの動き~
23日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■中小型株での短期的な値幅取り狙いの動き
■日本オラクル、2Q営業利益 9.4%増 419億円
■前場の注目材料:住友重、新居浜に戦略投資100億円、搬送システムなど設計集約で新棟
■中小型株での短期的な値幅取り狙いの動き
23日の日本株市場は、やや買い先行から始まることになりそうだが、こう着感の強い相場展開になりそうだ。
20日の米国市場はNYダウが498ドル高、ナスダックは199ポイント高だった。
11月の米個人消費支出(PCE)価格指数がインフレ抑制の進展を示唆したことを支えに買い優勢の展開となった。
NYダウは一時800ドル超上昇する場面もみられが、株価指数先物と株価指数オプション、個別株オプションの満期日が重なる「トリプルウィッチング」にあたり持ち高調整の売りが見られたほか、政府機関閉鎖の可能性が警戒されるなか、その後は伸び悩んだ。
シカゴ日経225先物(3月)清算値は大阪比175円高の38885円。
円相場は1ドル156円40銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買いが先行しそうだ。
NYダウは自律反発の域は脱していないものの、ひとまず安心感につながりそうである。
また、バイデン米大統領は21日未明、3月中旬までのつなぎ予算案に署名したことで、政府機関の閉鎖リスクが後退したことも材料視されそうである。
米国ではエヌビディアなど半導体株の一角が買われており、指数インパクトの大きい値がさ株が相場をけん引することが期待されよう。
日経225先物はナイトセッションで一時38340円まで売られ、19日の下落局面で付けた38210円に接近する場面もみられており、底入れが見極めにくいところではある。
ただし、その後の切り返しで25日線を捉えてきており、同線が位置する38900円処を明確に上回ってくるようだと、リバウンド基調が強まる可能性がありそうだ。
もっとも、米連邦公開市場委員会(FOMC)が通過し、海外勢はクリスマス休暇に入ったことで市場参加者は限られるとみられ、短期的な売買に振らされやすい。
物色は米国市場の流れから値がさハイテク株の買い戻しを狙った動きが意識されやすいほか、市場参加者が限られることで、個人主体の中小型株での短期的な値幅取り狙いの動きになりそうである。
個別に材料のある銘柄のほか、来年のテーマを探る動きのなかで、関連銘柄の一角が動意付く展開を想定しておきたい。
■日本オラクル、2Q営業利益 9.4%増 419億円
日本オラクル (TYO:4716)が発表した2025年5月期第2四半期業績は、売上高が前年同期比6.7%増の1252億9500万円、営業利益は同9.4%増の419億1300万円だった。
クラウドサービスのサブスクリプション(定額課金)収入が19%増の282億円と大きく伸びたことから、中間会計期間としては売上高、営業利益、経常利益および中間純利益ともに過去最高を達成した。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(42840.26、+498.02)
・ナスダック総合指数は上昇(19572.60、+199.83)
・シカゴ日経先物は上昇(38885、+175)
・SOX指数は上昇(4964.91、+71.44)
・VIX指数は低下(18.36、-5.73)
・米原油先物は上昇(69.46、+0.08)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・住友重 (TYO:6302)新居浜に戦略投資100億円、搬送システムなど設計集約で新棟
・シャープ (TYO:6753)堺工場一部、1000億円でソフトバンクに売却
・日本酸素HD (TYO:4091)753億円で豪企業買収、産業ガス海外事業拡大
・東京ガス (TYO:9531)ペトロナスと、水素・CCS協業拡大、技術補完
・ホシザキ (TYO:6465)ベトナム社買収、東南アで業務用冷蔵庫を拡販
・堀場製作所 (TYO:6856)排ガス新規制対応の可搬型装置、1台で9成分測定
・カナモト (TYO:9678)社長・金本哲男氏、ROE8%達成にめど
・三菱重 (TYO:7011)台湾高鉄の検査設備受注、車両基地向け
・CSSHD (TYO:2304)テックマジックと連携、宿泊業に調理ロボ
・SMK (TYO:6798)自立給電コインモジュールを量産、電池置き換え、小型化・堅牢性
・富士電機 (TYO:6504)配電盤・電源生産能力1.5倍に、DC需要に対応
・ソフトバンク (TYO:9434)東京から南極の水中ロボ遠隔制御、光無線・衛星通信組み合わせ
・大成建設 (TYO:1801)ボルト・接着剤を併用、鉄骨材接合法
・積水化学 (TYO:4204)JR東海と、新幹線防音壁にペロブスカイト太陽電池
・旭化成 (TYO:3407)残留樹脂・汚れ除去、成形機向け洗浄剤
・三洋化成工業 (TYO:4471)バイオ燃料添加剤、低温下でも流動性維持
・住友化学 (TYO:4005)アルミ地金から撤退
☆前場のイベントスケジュール
・特になし <ST>
■中小型株での短期的な値幅取り狙いの動き
■日本オラクル、2Q営業利益 9.4%増 419億円
■前場の注目材料:住友重、新居浜に戦略投資100億円、搬送システムなど設計集約で新棟
■中小型株での短期的な値幅取り狙いの動き
23日の日本株市場は、やや買い先行から始まることになりそうだが、こう着感の強い相場展開になりそうだ。
20日の米国市場はNYダウが498ドル高、ナスダックは199ポイント高だった。
11月の米個人消費支出(PCE)価格指数がインフレ抑制の進展を示唆したことを支えに買い優勢の展開となった。
NYダウは一時800ドル超上昇する場面もみられが、株価指数先物と株価指数オプション、個別株オプションの満期日が重なる「トリプルウィッチング」にあたり持ち高調整の売りが見られたほか、政府機関閉鎖の可能性が警戒されるなか、その後は伸び悩んだ。
シカゴ日経225先物(3月)清算値は大阪比175円高の38885円。
円相場は1ドル156円40銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買いが先行しそうだ。
NYダウは自律反発の域は脱していないものの、ひとまず安心感につながりそうである。
また、バイデン米大統領は21日未明、3月中旬までのつなぎ予算案に署名したことで、政府機関の閉鎖リスクが後退したことも材料視されそうである。
米国ではエヌビディアなど半導体株の一角が買われており、指数インパクトの大きい値がさ株が相場をけん引することが期待されよう。
日経225先物はナイトセッションで一時38340円まで売られ、19日の下落局面で付けた38210円に接近する場面もみられており、底入れが見極めにくいところではある。
ただし、その後の切り返しで25日線を捉えてきており、同線が位置する38900円処を明確に上回ってくるようだと、リバウンド基調が強まる可能性がありそうだ。
もっとも、米連邦公開市場委員会(FOMC)が通過し、海外勢はクリスマス休暇に入ったことで市場参加者は限られるとみられ、短期的な売買に振らされやすい。
物色は米国市場の流れから値がさハイテク株の買い戻しを狙った動きが意識されやすいほか、市場参加者が限られることで、個人主体の中小型株での短期的な値幅取り狙いの動きになりそうである。
個別に材料のある銘柄のほか、来年のテーマを探る動きのなかで、関連銘柄の一角が動意付く展開を想定しておきたい。
■日本オラクル、2Q営業利益 9.4%増 419億円
日本オラクル (TYO:4716)が発表した2025年5月期第2四半期業績は、売上高が前年同期比6.7%増の1252億9500万円、営業利益は同9.4%増の419億1300万円だった。
クラウドサービスのサブスクリプション(定額課金)収入が19%増の282億円と大きく伸びたことから、中間会計期間としては売上高、営業利益、経常利益および中間純利益ともに過去最高を達成した。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(42840.26、+498.02)
・ナスダック総合指数は上昇(19572.60、+199.83)
・シカゴ日経先物は上昇(38885、+175)
・SOX指数は上昇(4964.91、+71.44)
・VIX指数は低下(18.36、-5.73)
・米原油先物は上昇(69.46、+0.08)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・住友重 (TYO:6302)新居浜に戦略投資100億円、搬送システムなど設計集約で新棟
・シャープ (TYO:6753)堺工場一部、1000億円でソフトバンクに売却
・日本酸素HD (TYO:4091)753億円で豪企業買収、産業ガス海外事業拡大
・東京ガス (TYO:9531)ペトロナスと、水素・CCS協業拡大、技術補完
・ホシザキ (TYO:6465)ベトナム社買収、東南アで業務用冷蔵庫を拡販
・堀場製作所 (TYO:6856)排ガス新規制対応の可搬型装置、1台で9成分測定
・カナモト (TYO:9678)社長・金本哲男氏、ROE8%達成にめど
・三菱重 (TYO:7011)台湾高鉄の検査設備受注、車両基地向け
・CSSHD (TYO:2304)テックマジックと連携、宿泊業に調理ロボ
・SMK (TYO:6798)自立給電コインモジュールを量産、電池置き換え、小型化・堅牢性
・富士電機 (TYO:6504)配電盤・電源生産能力1.5倍に、DC需要に対応
・ソフトバンク (TYO:9434)東京から南極の水中ロボ遠隔制御、光無線・衛星通信組み合わせ
・大成建設 (TYO:1801)ボルト・接着剤を併用、鉄骨材接合法
・積水化学 (TYO:4204)JR東海と、新幹線防音壁にペロブスカイト太陽電池
・旭化成 (TYO:3407)残留樹脂・汚れ除去、成形機向け洗浄剤
・三洋化成工業 (TYO:4471)バイオ燃料添加剤、低温下でも流動性維持
・住友化学 (TYO:4005)アルミ地金から撤退
☆前場のイベントスケジュール
・特になし <ST>