米国株見通し:下げ渋りか、割安銘柄の買戻しに期待

発行済 2025-01-13 13:59
更新済 2025-01-13 14:00
© Reuters.
*13:59JST 米国株見通し:下げ渋りか、割安銘柄の買戻しに期待 (13時30分現在)

S&P500先物      5,838.75(-27.50)
ナスダック100先物  20,886.75(-129.25)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は91ドル安。
米金利は高値圏を維持し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。



10日のNY株式市場は軟調。
序盤から売り優勢となりナスダックは5日続落、S&Pは反落、ダウは前日比696.75ドル安の41938.45ドルと2日ぶりに値を下げた。
この日発表された雇用統計は想定外に強い内容となり、緩和的な金融政策の継続への期待が大きく後退。
それを受けて長期金利が上昇すると、ハイテクをはじめ幅広い売りが相場を圧迫している。
ただ、終盤に向け割安感から買戻しが入り、指数は下げ幅を縮小した。



本日は下げ渋りか。
前週末の下落を受けて慎重な展開が予想される。
今週の消費者物価指数(CPI)の発表を控え、インフレ動向やFRBの金融政策に対する市場の関心が高まっている。
金利高が継続すれば、ハイテク株を中心に売り圧力が強まり相場を圧迫しそうだ。
一方で、企業の決算発表を控え、業績への期待感から買い戻しの動きも期待される。
全体として金利高により下押し圧力が強まりやすいが、割安銘柄が買い戻されれば大幅安は回避されよう。




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