*13:48JST 新興市場見通し:グロース市場250指数は200日線突破の攻防、出遅れ物色続くか
■出遅れ修正のような動きも
今週の新興市場は上昇。
同時期の騰落率は、日経平均が+3.85%だったのに対して、グロース市場指数は+2.49%、グロース市場250指数は+2.38%と日経平均比ではやや伸び悩んだ。
第二次トランプ政権発足に伴い、大型減税や巨額のAI投資など経済政策への期待感が先行し米国株が上昇。
東京市場でも、プライム市場中心の大型株への物色が強まる展開となり、新興市場は大型株の上げにつられるような動きとなった。
週末には、日本銀行が追加利上げを発表し、大型株の利益確定売りが先行した一方、グロース市場250指数は上げ幅を拡大するなど出遅れ修正のような動きも見られた。
時価総額上位銘柄では、12月の売上高が前年同月比2.0倍となったGENDA (TYO:9166)が週末に10%超の大幅高となったほか、株主優待制度の拡充を発表したティーケーピー (TYO:3479)も週末買われた。
一方、時価総額トップのトライアルHD (TYO:141A)はさえない動きが続いており、昨年8月以来の安値を付ける場面も見られた。
このほか、昨年11月IPOのテラドローン (TYO:278A)は、インドネシア初の運航管理システム(UTM)による複数ドローン飛行の実証実験などが材料視されて急騰した。
■200日移動平均線を上放れるか
来週は、週末に見られたGENDA、ティーケーピー、フリー (TYO:4478)、トライト (TYO:9164)など時価総額が大きい銘柄への買いが続くか注目されよう。
いずれの銘柄も寄付きから上げ幅を拡大していたことから陽線を残しており、ティーケーピーは下げトレンドからの転換も期待できるような状況だ。
GENDAも昨年11月につけた上場来高値3140円を上回る展開となれば、需給面を材料視した買いが期待できよう。
今週末の上昇で、グロース市場250指数は200日移動平均線(200MA)水準に到達した。
昨年7月以降、上値抵抗として意識されているこの水準をクリアできれば、投資家心理の改善につながり、今週末のような主力株が買われる相場展開が続く可能性もある。
売買代金が1000億円前半とさほど増えていない点は気がかりだが、週明けの新興市場は、グロース市場250指数が一気に200日移動平均線を上放れるかどうかに注目したい。
仮に200日移動平均線の突破に失敗し、主力株の上げが限定的となったとしても、新興市場で数少ないトランプ関連銘柄であるRidge-i (TYO:5572)、Aiロボティクス (TYO:247A)、ABEJA (TYO:5574)、ARアドバンストテクノロジ (TYO:5578)などのAI関連には関心が向かいそうだ。
AI関連銘柄も、時価総額が大きい銘柄同様、今週末に上がり始めたばかりの銘柄が多く、過熱感はまだ感じられない。
出遅れ銘柄物色の継続に期待したい。
今週の新興市場は上昇。
同時期の騰落率は、日経平均が+3.85%だったのに対して、グロース市場指数は+2.49%、グロース市場250指数は+2.38%と日経平均比ではやや伸び悩んだ。
第二次トランプ政権発足に伴い、大型減税や巨額のAI投資など経済政策への期待感が先行し米国株が上昇。
東京市場でも、プライム市場中心の大型株への物色が強まる展開となり、新興市場は大型株の上げにつられるような動きとなった。
週末には、日本銀行が追加利上げを発表し、大型株の利益確定売りが先行した一方、グロース市場250指数は上げ幅を拡大するなど出遅れ修正のような動きも見られた。
時価総額上位銘柄では、12月の売上高が前年同月比2.0倍となったGENDA (TYO:9166)が週末に10%超の大幅高となったほか、株主優待制度の拡充を発表したティーケーピー (TYO:3479)も週末買われた。
一方、時価総額トップのトライアルHD (TYO:141A)はさえない動きが続いており、昨年8月以来の安値を付ける場面も見られた。
このほか、昨年11月IPOのテラドローン (TYO:278A)は、インドネシア初の運航管理システム(UTM)による複数ドローン飛行の実証実験などが材料視されて急騰した。
■200日移動平均線を上放れるか
来週は、週末に見られたGENDA、ティーケーピー、フリー (TYO:4478)、トライト (TYO:9164)など時価総額が大きい銘柄への買いが続くか注目されよう。
いずれの銘柄も寄付きから上げ幅を拡大していたことから陽線を残しており、ティーケーピーは下げトレンドからの転換も期待できるような状況だ。
GENDAも昨年11月につけた上場来高値3140円を上回る展開となれば、需給面を材料視した買いが期待できよう。
今週末の上昇で、グロース市場250指数は200日移動平均線(200MA)水準に到達した。
昨年7月以降、上値抵抗として意識されているこの水準をクリアできれば、投資家心理の改善につながり、今週末のような主力株が買われる相場展開が続く可能性もある。
売買代金が1000億円前半とさほど増えていない点は気がかりだが、週明けの新興市場は、グロース市場250指数が一気に200日移動平均線を上放れるかどうかに注目したい。
仮に200日移動平均線の突破に失敗し、主力株の上げが限定的となったとしても、新興市場で数少ないトランプ関連銘柄であるRidge-i (TYO:5572)、Aiロボティクス (TYO:247A)、ABEJA (TYO:5574)、ARアドバンストテクノロジ (TYO:5578)などのAI関連には関心が向かいそうだ。
AI関連銘柄も、時価総額が大きい銘柄同様、今週末に上がり始めたばかりの銘柄が多く、過熱感はまだ感じられない。
出遅れ銘柄物色の継続に期待したい。