UPDATE1: 米国株式市場＝反落、予想を上回るＰＰＩの伸びが圧迫

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（カッコ内は前営業日比）

ダウ工業株３０種（ドル）<.DJI>

　　　　　終値　　　　　　　　　10452.00（‐49.05）

　　　前営業日終値　　 　10501.05（＋29.55）

ナスダック総合<.IXIC>

　　　　　終値　　　　　　　　　2201.05（‐11.05）

　　　前営業日終値　　 　2212.10（＋21.79）

Ｓ＆Ｐ総合５００種<.SPX>

　　　　　終値　　　　　　　　　1107.93（‐6.18）

　　　前営業日終値　　 　1114.11（＋7.70）

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　［ニューヨーク　１５日　ロイター］　１５日の米株式相場はダウ工業株３０種<.DJI>

とＳ＆Ｐ総合５００種<.SPX>が５営業日ぶりに反落した。１１月の米卸売物価指数（ＰＰ

Ｉ）が予想を上回って上昇し、投資家は金利見通しの見直しを迫られる形となった。

　また、ゼネラル・エレクトリック（ＧＥ）が２０１０年の業績見通しを横ばいと

したことで、米経済をめぐる楽観的な見方が後退した。

　連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）の声明発表を翌日に控え、投資家の間ではポジション

を減らす動きが見られた。連邦準備理事会（ＦＲＢ）の景気見通しと金融政策に関する判

断に注目が集まっている。

　１１月のＰＰＩ統計で総合指数が予想を上回る伸びを示したことを受け、ＦＲＢが政策

金利をほぼゼロの現行水準に維持することが困難になるとの懸念が高まった。

　ダウ工業株３０種<.DJI>は４９．０５ドル（０．４７％）安の１万０４５２．００ド

ル。

　ナスダック総合指数<.IXIC>は１１．０５ポイント（０．５０％）安の

２２０１．０５。

　Ｓ＆Ｐ総合５００種<.SPX>は６．１８ポイント（０．５５％）安の１１０７．９３。

　ＧＥは１．３％安。２０１０年の業績について、慎重な見通しを示したことが圧迫材料

となった。

　クレディ・スイスのニューヨーク上場株は３．４％下落。米国から経

済制裁を受ける国・組織をとりまく０２─０７年の支払いをめぐる調査で和解するため、

米政府に５億３６００万ドルを支払う見通しだと明らかにしたことが嫌気された。

　ボーイングは０．７％安。同社はこの日、新中型旅客機「７８７」（通称ドリー

ムライナー）の初飛行を、当初予定から２年遅れて実施した。

　半面、原油の値上がりを好感して石油サービス株指数<.OSX>は１．４％上昇。ニューヨ

ーク・マーカンタイル取引所（ＮＹＭＥＸ）で米原油先物は１．７％高の１バレル

＝７０．６９ドルで取引を終えた。

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