こんにちは、フィスコリサーチアナリスト飯村真由の「マネックス証券の気になるレポート」です。
10月24日に発表されたマネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」から、その内容をご紹介していきますね。
先週から3月決算企業の半期決算発表が始まっていますが、その先陣を切って20日に決算発表をした安川電機 (T:6506)は、直後の21日に年初来高値を更新しました。
その安川電機について、広木さんは先週のにこう書いておられました。
『安川電機と言えば前回7月の4~6月期の決算発表は印象的だった。
決算発表翌日、安川電機の株価は一時前日比6%高まで上昇し、約6カ月ぶりの高値をつけた。
決算は大幅減益だったが、主力の制御機器などの中国向け受注が回復傾向にあることが判明。
好感した買いが集まったのだ。
これ以降、決算の数字自体は振るわなくても内容が悪くなければ株価が好反応を示すケースが散見された』
『市場では4-9月期の決算発表に関して、円高による業績下方修正懸念が根強いようだが、米国や中国の経済指標が堅調で円高が修正されるなか、前回の安川電機のようなケースが今回の決算発表シーズンでも多くみられるのではないか』
まさにその言葉通り、今回も安川電機は年初来高値を更新したわけですが、広木さんは今週のレポートの中でその点について、『まったく同じパターンである。
前回決算では安川電機の決算に対する市場のリアクションがじゅうぶん浸透していなかったが、今回は広く認識されているだろう』とおっしゃっています。
そして『こういうパターンが続けば日経平均は1万7000円台半ばを超えてくるだろう。
そもそも1万7000円台は累積売買代金でみて売り圧力が軽いゾーンだ。
案外、ふわっと抜けてしまうかもしれない』と予想。
『今週は1万7000円台をしっかり固める動きとなるだろう。
海外情勢や決算発表をにらみながらだが、1万7000円台半ばを超える場面もあり得よう』との展望を伝えています。
今週も国内外で様々な統計や指数の発表がありますが、広木さんによれば『正直、今週はマクロよりもミクロ、日米ともに決算発表が最大の注目点だろう』とのこと。
また『日本では25日にJR九州 {{|0:}}が東証1部へ新規上場する。
注目度の高いIPOだが、相場全体に与える影響は限定的だろう』ともおっしゃっています。
今週は、各企業の決算発表に、しっかりとアンテナを張っておきたいですね。
飯村真由の「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを飯村真由の見解で注目し、コメントしています。
レポート発行人との見解とは異なる場合があります。
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フィスコリサーチアナリスト 飯村真由
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