上海総合指数<.SSEC> 前営業日比 売買代金概算
大引け 2781.402 53.755安 1229.3億元(上海A株)
高値 2876.811
安値 2774.538
前場終値 2854.909 19.752高 627.4億元(上海A株)
寄り付き 2842.807 7.650高
前営業日終値 2835.157 20.063安 954.6億元(上海A株)
ハンセン指数<.HSI>
前営業日終値 22833.80 69.17安 236.3億香港ドル
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[上海 27日 ロイター] 27日の上海株式市場は続落。週末に実施された利上げ
を受け、前場は買い先行の展開となったものの、後場になって不動産、金融、エネルギー
株中心に下げに転じた。
上海総合指数<.SSEC>終値は53.755ポイント(1.90%)安の
2781.402となり、250日移動平均を下回った。前場には一時1.5%高まで上
昇する場面があった。
利上げにより資金調達コストが上昇するとの懸念から、銀行融資への依存度が高い不動
産開発関連株が午後になって売り込まれた。
不動産の万科企業<000002.SZ>は2.9%安。一時は1.7%上昇したが、急速に下げ
に転じた。
中国光大銀行<601818.SS>も一時2.5%上昇した後下げに転じ、3.7%安で取引を
終えた。
半面、一部の銘柄は、銅などの金属相場が利上げを受けてそれほど大幅に下落しなかっ
たことへの安心感から買われた。中国の産銅最大手、江西銅業<600362.SS>は1.1%高
で引けた。
多くのエコノミストは、今回の利上げはインフレ抑制につながり、長期的には経済と企
業業績にとってプラスになるとみている。ただ、一段の金融引き締めが企業利益を圧迫す
る可能性があるため、株式市場の中期的な方向性はまだ決まっていないと指摘する声もあ
る。
香港市場は休場。