欧州株式市場サマリー（7日）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（カッコ内は前営業日比）

ＦＴ１００種総合株価指数（ロンドン）<.FTSE>

　終値　　　　　　5014.82（＋49.82）

前営業日終値　　　4965.00（＋141.47）

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クセトラＤＡＸ指数（フランクフルト）<.DAX>

　終値　　　　　　5992.86（＋51.88）

前営業日終値　　　5940.98（＋124.78）

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ＣＡＣ４０種平均指数（パリ）<.FCHI>

　終値　　　　　　3483.44（＋60.08）

前営業日終値　　　3423.36（＋90.90）

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　＜ロンドン株式市場＞　値動きの荒い展開となるなか銀行株が上昇し、主要株価指数は

続伸して取引を終えた。米ステート・ストリートの明るい業績見通しのほか、欧

州の健全性審査（ストレステスト）をめぐる懸念が和らいだことが銀行株を支援した。

　銀行株ではバークレイズが６．２％急伸。ロイヤル・バンク・オブ・スコット

ランドも４．７％値を上げた。

　ステート・ストリートはこの日、第２・四半期の営業利益がアナリスト予想を上回ると

の見通しを示した。

　エネルギー株ではＢＰが４．８％高。外国人投資家がプレミアムをつけてＢＰ株

を取得するとの憶測が背景にある。堅調な原油相場が支援し、ロイヤル・ダッチ・シェル

やＢＧグループも値を上げた。

　食品小売のセインズベリーは４．９％高。同社株２６％を保有するカタール投

資庁（ＱＩＡ）による株式買い増しをめぐる憶測が流れた。

　一方、業績報告が一部さえなかった小売マークス＆スペンサーは２．６％下落

した。

　＜欧州株式市場＞　続伸して終了した。米大手資産運用会社ステート・ストリート

が第２・四半期の営業利益についてアナリスト予想を上回るとの見通しを示した

ことで銀行株が買われたほか、原油価格の上昇を受け、エネルギー関連株も上昇した。

　ＦＴＳＥユーロファースト３００種指数<.FTEU3>終値は１４．７８ポイント（１．４９

％）高の１００６．０１。

　ＤＪユーロＳＴＯＸＸ５０種指数<.STOXX50E>は５５．７０ポイント（２．１６％）高

の２６３４．３９。

　この日最も大きく上げたのは、スペインの銀行株。サンタンデールは６．５％、

バンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア（ＢＢＶＡ）は６．３％、そ

れぞれ上昇した。バンキンテル、バンコ・デ・バレンシア、ポプラル

は９．３─１２．４％高。

　このほか、ＢＮＰパリバ、ソシエテ・ジェネラルは５．９─７．１

％上昇した。

　ステート・ストリートはこの日、第２・四半期の営業利益がアナリスト予想を上回ると

の見通しを発表。シティ・インデックスの市場ストラテジスト、ジョシュア・レイモンド

氏は「ステート・ストリートの発表は、同四半期の銀行業績は良好との期待を生み出した」

と述べた。

　欧州の銀行を対象に実施されているストレステスト（健全性審査）の結果公表を２３日

に控え、これまで特にスペインの銀行が売られる展開になっていた。ただ関係筋によると、

多くの銀行の成績は恐れられていたよりは良好になるとの観測が出ている。

　原油価格が２％を超えて上昇したことで、エネルギー関連株も物色された。トタ

ル、ＢＧグループ、スタトイルハイドロは１．４─１．６％高

で引けた。

　英ＢＰも４．８％上昇。ＢＰのヘイワード最高経営責任者（ＣＥＯ）がアラブ首

長国連邦（ＵＡＥ）を訪れていることが材料視されている。

　　　 　［東京　８日　ロイター］