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ティー・ワイ・オー<4358>---消費者の印象に残る数々のCM制作を手掛けてきたクリエリティブ企業

発行済 2016-06-17 18:16
更新済 2016-06-17 18:33
ティー・ワイ・オー<4358>---消費者の印象に残る数々のCM制作を手掛けてきたクリエリティブ企業
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ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』6月6日放送において、ティー・ワイ・オー (T:4358)を取り上げている。
主な内容は以下の通り。
Qこちらはどんな会社でしょうか? TV-CMの企画・制作をはじめ、ブランディングやWebを中心としたデジタル広告、スマートフォンアプリなどあらゆる広告コンテンツの企画・制作を手掛けるクリエイティブエージェンシーです。
JR東海(東海旅客鉄道 (T:9022))の「そうだ京都、行こう。
」やユニクロ(ファーストリテイリング (T:9983))など、消費者の印象に残る数々のCM制作を手掛けてきた企業で、クリエリティブ力を武器に順調に業績を拡大してきています。
Q事業内容の詳細について教えてください。
事業セグメントは、主力の「広告事業」のほか、子会社によるミュージックビデオ、アニメーションの制作等を手掛ける「映像関連事業」の2つに区分される。
また、「広告事業」は、広告代理店向けにTV-CM の企画・制作等を行う「広告代理店取引」と、直接広告主向けにWeb 広告及びプロモーションメディア広告の企画・制作等を展開する「広告主直接取引」に分かれており、最近では、注力する「広告主直接取引」が大きく伸びている。
広告事業が売上高の95.5% を占めているが、そのうち広告代理店取引が売上高の71.0%、広告主直接取引が24.5% を構成しています。
Q足元の業績・通期業績については如何でしょうか? 2016年7月期の上期(2015年8月-2016年1月)業績は、売上高が前年同期比9.5%増の137.91億円、営業利益が同43.4%減の4.08億円となりました。
好調な受注環境を追い風として広告事業が伸長したものの、第1四半期での低利益率案件による出遅れに加え、インドネシア子会社及び映像関連事業の低迷が響きました。
上期業績の状況等を勘案して今年2月に修正した通期業績予想では、売上高が前期比5.7%増の300.00億円、営業利益が同20.4%減の15.00億円との見通しを示しています。
案件選別を厳格化することの影響を保守的に見積もっているようです。
Q中長期の見通しについても教えてください。
同社は2014年7月期を初年度とした中期経営計画を進めている。
広告代理店取引の継続強化に加えて、広告主直接取引の躍進、海外事業の新規展開によって、2017年7月期の売上高400.00億円、営業利益27.00億円を目標としており、3年間の平均成長率では売上高が年率14.6%、営業利益が同16.4%と高い伸びを見込んでいます。
特に成長分野と位置付けている広告主直接取引は、従来のTV-CM制作やWeb制作における優位性や顧客接点を生かしながら、あらゆる広告制作市場をターゲットとして同社グループの成長に取り込んでいく戦略です。
さらに、ASEAN及びインドを中心とした海外展開も戦略的M&Aの実現に向けて準備を進めてきた。
そうした取り組みの結果、2015年3月に海外事業の統括管理会社をシンガポールに設立すると、2015年7月にはアジアにおける戦略的M&Aの第1段階として、インドネシアに合弁会社(PT TYO FIRST EDITION) を立ち上げ、インドネシアの国内資本系では最大規模の広告会社(The First Edition)グループから事業を継承して活動をスタートさせました。
また、2015年8月には、グラフィック領域に強みがあり、アジア地域を中心とした海外にもネットワークを持つケー・アンド・エルを連結子会社化しています。
ラジオNIKKEI マーケットプレス 『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送

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