4日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は500円超える上昇、昨年11月9日高値が射程に
・ドル・円は小じっかり、日本株の大幅高で円売り先行
・値上がり寄与トップはファナック (T:6954)、同2位は東エレク (T:8035)
■日経平均は500円超える上昇、昨年11月9日高値が射程に
日経平均は大幅に反発。
561.12円高の23326.06円(出来高概算8億株)で前場の取引を終えた。
2日から取引を再開した米国市場では、ハイテク株への物色が強まり、NYダウは2日間で200ドルを超える上昇となっている。
この流れを受けたシカゴ日経225先物清算値は、大阪比410円高の23160円と23000円を超えており、これにサヤ寄せする格好から、幅広い銘柄に買いが先行。
その後もアジア市場の上昇や円相場がやや円安に振れるなか、一時23335.06円まで上げ幅を広げている。
東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1600を超えており、全体の8割を占めている。
セクターでは証券、石油石炭、鉱業、海運、その他製品が3%を超える上昇。
一方で、ゴム製品が小幅に下落している。
指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ (T:9983)、ファナック (T:6954)、東エレク (T:8035)、ソフトバンクG (T:9984)、京セラ (T:6971)が強い値動きだった。
米ハイテク株高が買い安心感につながっており、日経平均は昨年11月9日高値23382.15円にあと50円弱に迫っている。
ダブルトップが意識されやすく、利益確定の売りも出やすいところであろう。
ただし、もち合いレンジを上放れてきたところでもあり、さらにトレンドが強まる可能性はありそうだ。
そのため、利益確定は出たとしても、ショートポジションは避けたいところであろう。
物色としては指数インパクトの大きい値嵩株が日経平均を牽引する格好だが、昨年11月高値に接近するなか、突破を見極めたいとのムードから積極的な上値追いには慎重になりやすいだろう。
まずは23000円処を固める流れの中で押し目拾いのスタンスとなろう。
仮想通貨関連の一角が動意づいているが、2018年も活躍するとみられるテーマ株等に、個人主体の資金が向かいやすいだろう。
日経平均が高値圏でのこう着となれば、新興市場の中小型株への物色が強まりそうだ。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は小じっかり、日本株の大幅高で円売り先行
4日午前の東京市場でドル・円は小じっかり。
日本株の大幅高でリスク選好的な円売りが強まり、ドルを押し上げた。
2018年の大発会で日経平均株価が前年の終値を500円超も上回り、23000円台を回復したことからリスク選好的な円売りが主導する展開となっている。
ユーロ・円などクロス円が堅調地合いとなり、ドル・円は112円70銭付近に強含んだ。
ランチタイムの日経平均先物は大幅高が続いており、午後の取引でも日本株高継続を見込んだ円売りに振れやすい展開となりそうだ。
一方で、ユーロ・ドルがやや持ち直しており、その影響でドルに下押し圧力がかかりやすい点には警戒したい。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円48銭から112円78銭、ユーロ・円は135円13銭から135円43銭、ユーロ・ドルは1.2005ドルから1.2019ドルで推移した。
■後場のチェック銘柄
・アイスタディ (T:2345)やソルクシーズ (T:4284)がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップはファナック (T:6954)、同2位は東エレク (T:8035)
■経済指標・要人発言
・黒田日銀総裁
「当分、現在の金融緩和を粘り強く続けていかないといけない」
☆後場の注目スケジュール☆
・16:00 英・12月全国住宅価格(前月比予想:+0.1%、11月:+0.1%)
<DM>
・日経平均は500円超える上昇、昨年11月9日高値が射程に
・ドル・円は小じっかり、日本株の大幅高で円売り先行
・値上がり寄与トップはファナック (T:6954)、同2位は東エレク (T:8035)
■日経平均は500円超える上昇、昨年11月9日高値が射程に
日経平均は大幅に反発。
561.12円高の23326.06円(出来高概算8億株)で前場の取引を終えた。
2日から取引を再開した米国市場では、ハイテク株への物色が強まり、NYダウは2日間で200ドルを超える上昇となっている。
この流れを受けたシカゴ日経225先物清算値は、大阪比410円高の23160円と23000円を超えており、これにサヤ寄せする格好から、幅広い銘柄に買いが先行。
その後もアジア市場の上昇や円相場がやや円安に振れるなか、一時23335.06円まで上げ幅を広げている。
東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1600を超えており、全体の8割を占めている。
セクターでは証券、石油石炭、鉱業、海運、その他製品が3%を超える上昇。
一方で、ゴム製品が小幅に下落している。
指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ (T:9983)、ファナック (T:6954)、東エレク (T:8035)、ソフトバンクG (T:9984)、京セラ (T:6971)が強い値動きだった。
米ハイテク株高が買い安心感につながっており、日経平均は昨年11月9日高値23382.15円にあと50円弱に迫っている。
ダブルトップが意識されやすく、利益確定の売りも出やすいところであろう。
ただし、もち合いレンジを上放れてきたところでもあり、さらにトレンドが強まる可能性はありそうだ。
そのため、利益確定は出たとしても、ショートポジションは避けたいところであろう。
物色としては指数インパクトの大きい値嵩株が日経平均を牽引する格好だが、昨年11月高値に接近するなか、突破を見極めたいとのムードから積極的な上値追いには慎重になりやすいだろう。
まずは23000円処を固める流れの中で押し目拾いのスタンスとなろう。
仮想通貨関連の一角が動意づいているが、2018年も活躍するとみられるテーマ株等に、個人主体の資金が向かいやすいだろう。
日経平均が高値圏でのこう着となれば、新興市場の中小型株への物色が強まりそうだ。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は小じっかり、日本株の大幅高で円売り先行
4日午前の東京市場でドル・円は小じっかり。
日本株の大幅高でリスク選好的な円売りが強まり、ドルを押し上げた。
2018年の大発会で日経平均株価が前年の終値を500円超も上回り、23000円台を回復したことからリスク選好的な円売りが主導する展開となっている。
ユーロ・円などクロス円が堅調地合いとなり、ドル・円は112円70銭付近に強含んだ。
ランチタイムの日経平均先物は大幅高が続いており、午後の取引でも日本株高継続を見込んだ円売りに振れやすい展開となりそうだ。
一方で、ユーロ・ドルがやや持ち直しており、その影響でドルに下押し圧力がかかりやすい点には警戒したい。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円48銭から112円78銭、ユーロ・円は135円13銭から135円43銭、ユーロ・ドルは1.2005ドルから1.2019ドルで推移した。
■後場のチェック銘柄
・アイスタディ (T:2345)やソルクシーズ (T:4284)がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップはファナック (T:6954)、同2位は東エレク (T:8035)
■経済指標・要人発言
・黒田日銀総裁
「当分、現在の金融緩和を粘り強く続けていかないといけない」
☆後場の注目スケジュール☆
・16:00 英・12月全国住宅価格(前月比予想:+0.1%、11月:+0.1%)
<DM>