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UPDATE1: 東京株式市場・前場=小幅反落、TOPIX<.TOPX>は5月高値を一時上抜け

発行済 2011-07-05 11:56
GC
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日経平均<.N225>

前場終値 9949.88 (-15.21)

寄り付き 9959.39

安値/高値 9948.38─9986.74

出来高(万株) 97767

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 [東京 5日 ロイター] 前場の東京株式市場で、日経平均は小幅反落。一時的な過

熱感が警戒される中で、連休明けとなる今晩の米国株式市場待ちという側面があり、手掛

かり材料に乏しい。世界経済への警戒感が後退する中で、TOPIX<.TOPX>は5月2日

の高値を抜ける場面があったが、上値では利益確定売りも出やすいという。ゴム製品、金

属製品がさえない。

 

 東証1部騰落数は、値上がり668銘柄に対し値下がり768銘柄、変わらずが224

銘柄だった。東証1部売買代金は5434億円。

 米国市場が休場だったことで、前場は様子見ムードが強い展開となった。日経平均が4

日に1万円を回復したことによる達成感や高値警戒感が強まっている。

 市場参加者によると、国内投資家は利益確定売り、海外勢は様子見スタンスとの指摘も

出ており、現状の株価水準をみると「買ってもよいというレベルではない。9500円付

近で仕込んでいた向きは利食いをしている」(国内証券)、「騰勢一服となったことで上

値の指値売り注文が増えている。いったん利益を確定したい水準」(みずほインベスター

ズ証券エクイティ情報部長の稲泉雄朗氏)との声が出ていた。前日の東京市場ではアジア

勢の買いが目立ったが、週末の米雇用統計発表を前に、いったん様子見となりやすいとい

う。

 注目は休場明けの今晩の米国動向。「日経平均は昨日に1万円を一時回復したが、ここ

から先は少し時間が必要。米国株が高値をつけていくならば別だが、週末の雇用統計を確

認したいということで米国も一休みとなりやすいのではないか」(立花証券・執行役員の

平野憲一氏)として、一服感があるという。また「国内では手掛かり材料に欠けており、

今月後半の業績発表まではさえない動きとなりそうだ」(SMBC日興証券・エクイティ

部部長の西広市氏)と見通しが示されていた。

 個別銘柄ではファーストリテイリング<9983.T>が反落。6月の国内ユニクロ事業の既存

店売上高が前年比3.9%増と2カ月ぶりのプラスになったが、事前の期待値が高かった

だけに「予想レンジの下限」(外資系証券)との声も出ていた。

 (ロイターニュース 寺脇麻理)

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