米国株時間外取引での動き:
- 米高炉メーカーのAKスチール(AK Steel) (NYSE:AKS)は第4四半期決算において、EPS(一株当たり利益)が予想を5セント上回る16セントとなり、株価は前日比6.6%高まで上昇した。一方で予想売上高は前年比12%増の16億8000万ドルとなったものの、予想を2000万ドル下回る結果となった。
- ガラス製品メーカーのコーニング(Corning) (NYSE:GLW)は本日発表予定の決算を前に、株価は前日比1.3%高の30.36ドルに上昇している。同社の予想EPSは57セント、予想売上高は30億ドルとなっている。
- 家電メーカーのワールプール・コーポレーション(Whirlpool) (NYSE:WHR)株は、時間外取引で約7%安の115.94ドルまで値を下げている。同社は第4四半期決算において、2019年度の業績が軟調である見通しを発表した。市場では2019年通期の予想EPSを14.2-14.8ドルとしていたのに対し、同社は14-15ドルの見通しを立てた。
- 電力、天然ガスを扱う公共事業会社のPG&E(Pacific Gas & Electric) (NYSE:PCG)株は、時間外取引で1%高の12.13ドルとなっている。投資家や同社は、昨年発生したカリフォルニア州の森林火災に対する巨額の賠償金を背負いかねないため、連邦破産法第11条(チャプター11:民事再生手続き)の適用を検討している。しかし同社のチャプター11を回避するため、Paul Singer's Elliott Management社を含む共同団は40億ドルもの融資を提示している。また、ヘッジファンドのシタデル(Citadel)創業者のケネス・グリフィン氏も融資に興味を示している。
- ゲームプロバイダーのインターナショナル・ゲーム・テクノロジー(International Game Technology) (NYSE:IGT)株は、火曜日の決算発表に対する投資家の強気な姿勢が見られ、1.5%高の16.26ドルとなっている。同社の予想EPSは34セントとなっている。