(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 12584.17(‐139.41)
前営業日終値 12723.58(‐ 83.93)
ナスダック総合<.IXIC>
終値 2814.72(‐ 13.51)
前営業日終値 2828.23(‐ 13.39)
S&P総合500種<.SPX>
終値 1335.10(‐ 12.22)
前営業日終値 1347.32(‐ 9.30)
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[ニューヨーク 5日 ロイター] 5日の米国株式市場は続落。雇用統計の発表を翌
日に控え、商品(コモディティ)相場が急落するなか、投資家はリスク資産の売却を余儀
なくされた。
ダウ工業株30種<.DJI>は139.41ドル(1.10%)安の1万2584.17
ドル。
ナスダック総合指数<.IXIC>は13.51ポイント(0.48%)安の2814.72。
S&P総合500種<.SPX>は12.22ポイント(0.91%)安の1335.10。
原油価格は1日の下げが過去最大を記録し、北海ブレント原油先物
8.6%安のバレル当たり110.80ドル。こうした流れを受けて石油株が下落し、
S&Pエネルギー株指数<.GSPE>は2.3%安となった。
米株式投資家の不安心理の度合いを示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラ
ティリティー・インデックス(VIX指数)は6.6%上昇し18.20と、今年3月
28日以来の高水準となった。指数の上昇はリスク警戒感の高まりを、低下は警戒感の
後退を示す。
この日の経済指標は、新規失業保険週間申請件数(季節調整済み)が前週比4万
3000件増の47万4000件と、前年8月半ば以来8カ月ぶりの高水準となった。
ヒュー・ジョンソン・アドバイザーズの最高投資責任者(CIO)、ヒュー・ジョンソ
ン氏は「商品(コモディティ)バブルがはじけた可能性がある」と指摘した。
銀価格は1週間の下げが過去30年近くで最大となる勢い。銀相場連動型の上場投資信
託(ETF)であるアイシェアーズ・シルバー・トラスト
原油など19商品の先物相場で構成されるロイター/ジェフリーズCRB指数<.CRB>は
4.9%安。週間では2008年終盤以来の大幅な下げとなる勢い。
一方、原油価格の値下がりを受けて航空株は堅調。航空株指数<.XAL>は3.2%上昇
し、1日としては約2カ月ぶりの大幅な値上がりとなった。
個別銘柄では、衣料小売りのロス・ストアーズ
上回った。
ゲームソフトのエレクトロニック・アーツ
8.8%高、株価は2009年8月以来の高値をつけた。