[上海 18日 ロイター] - 中国自動車メーカーの吉利汽車が18日発表した2022年上半期決算は、純利益が35%減の15億5000万元(2億2830万ドル)になった。中国の厳しい新型コロナウイルス関連規制で販売が落ち込み、生産にも支障が出た。
売上高は29%増の581億8000万元。販売台数は減ったが、価格設定や車種構成の改善で補った。
販売台数は9%減となり、経営陣の想定を下回ったという。コロナ関連規制や半導体不足が響いた。
完全電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車を含む新エネルギー車(NEV)の販売台数はほぼ4倍に増え、同期に販売した自動車の5台に1台は電動車だった。
同社は国内の販売低迷を受けて東南アジアや欧州へのさらなる進出を目指しており、同期の輸出比率は20%になった。